アジア人女性客のレシートに「差別用語」を入力したカフェ従業員が解雇される事態に / 人種差別行為が拡大するアメリカ



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米国ではトランプ大統領が就任して以来、人種差別行為が拡大していると報道されている。さる2017年8月12日、バージニア州シャーロッツビルで行われた白人至上主義者の集会で反対派と衝突が起こり、そのニュースは大々的に伝えられた。

そんななか、あるカフェ従業員がアジア人女性客のレシートに「差別用語」を入力し、解雇される事態が発生。アジア人コミュニティにも、シャーロッツビル暴動事件の影響を受けて人種差別の被害が広がっているようだ。

・アジア人女性客のレシートに差別用語が!

米ニュースサイト『FOX NEWS』によると、ニューヨークのコーナーストーン・カフェで、ある女性が持ち帰りで商品を注文したところ、レシートの客の名前を入力する欄に、「Ching Chong:チン・チョン」との言葉が打ち込まれていたのだという。

この「チン・チョン」は、アジア人をからかったりバカにする時に使われ、中国人だろうが日本人だろうが関係なく、アジア人に向けた差別用語である。

・被害者の友人がFacebookで謝罪を求める展開に

そして、その女性が持ち帰ったレシートを見た友人のジギー・チャウさんが、コーナーストーン・カフェの Facebook ページにレシートの画像を投稿。現在、問題の投稿はカフェによって削除されているが、ジギーさんが自身の Facebook ページにアップしたレシート画像には、紛れもなく「チン・チョン」の言葉が見て取れる。

彼女はカフェの Facebook ページに投稿した画像に、「正式に謝罪するまで、このカフェをボイコットして!」とコメントを添え、人種差別があったことを訴えていたという。

・問題の従業員が解雇される事態に

その後、ジギーさんの投稿を見たカフェのマネージャーが、Facebook に謝罪の言葉を掲載。そこには、ジギーさんの友人を「チン・チョン」呼ばわりした従業員を解雇したことも書かれていたそうだ。




マネージャーが真摯に謝罪したものの、ローカルビジネスをレビューするサイト「Yelp」では、カフェの評価がガタ落ち。ただ、従業員の一人が犯した失態のせいで「その店自体をボイコットするのはおかしい」といったカフェを支持する声も挙がっていたようだ。

シャーロットビルの暴動事件を受け、米国ではその余波が続いている。差別された事実を訴えることも大切だが、まずは自分が、人種や国籍で人を差別しないように心がけたいものである。

参照元:Facebook @Ziggy ChauFOX NEWS(英語)
執筆:Nekolas


Source: ロケットニュース24






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