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超定番スナック菓子『カール』が、一部地域で購入出来なくなることが判明した。明治の発表によれば「チーズ」と「うすしお」の2商品が、2017年8月の生産分をもって中部地域以東での販売を終了。それ以降は、滋賀県・京都府・奈良県・和歌山県以西でのみ販売するという。つまり、東京でカールは購入できなくなるのだ。
この報を受けネット上は悲しみの声であふれているが、少しだけ引っかかることがある……その悲しんでいるヤツらは定期的にカールを食べているのか? ぶっちゃけかなり怪しい……。
・超ロングセラースナック菓子
1968年から発売されているカール。明治は販売エリア変更の理由を「競争優位性の低下」「収益性の悪化」としており、簡単に言えば「売れなくなったから」ということである。
それにもかかわらず、ネット上にあふれる悲しみの声……。中には毎日のようにカールを食べているカールマニアもいるだろうが、例えば当編集部の佐藤のような「とりあえず悲しんでいる偽カールファン」もいるハズだ。以下で、佐藤のコメントをご紹介しよう。
──カールが東京で買えなくなりますが、悲しいですか?
「悲しいかって……? あたり前だろ! それにつけてもおやつはカールだぞ!! かっぱえびせんの “やめられない止まらない” と同じくらい素晴らしいキャッチコピーを生み出したカールだぞ!?
カールの誕生は1968年、つまり俺の誕生より5年前にさかのぼる。つまりカール兄さんだ。カール兄さんがどれだけ日本中の人、いや世界中の人を幸せにしてきたと思う? あのカール・ルイスだって、お菓子のカールが無ければあそこまで有名にならなかったハズだ!
そんなカールが東京で買えなくなってしまうなんて、こんなに悲しいことが他にあるか? 少なくとも俺の中では2017年で一番悲しい出来事だ。ITがなんだ、新テクノロジーがなんだ! つべこべ言わずにみんなカールを食え!! 現代人が忘れがちなこと全てがカールには詰まっている!」
──な、なるほど……。ちなみにご自身が最後にカールを食べたのはいつですか?
「………………2年くらい前?」
ほらな! やっぱりそうだよ!! そうだと思ってたよ! みんながしっかりカールを食べてれば、もっと言えばちゃんと買ってればカールだって継続して全国販売されるんだよ!! いるんだよ、こういう乗っかり型の悲しんでるちゃんがよォォォオオオオオ!
情緒的に、あるものが無くなってしまう “もの悲しさ” は理解できる。だが普段から積極的に売り上げに貢献していないにもかかわらず、悲しみをアピールするのはどうかと思わざるを得ない。あなたのまわりにも「乗っかり型の悲しんでるちゃん」はいないだろうか?
参照元:株式会社明治「カールシリーズに関するお知らせ」(PDF)
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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