※本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。
いよいよ、いよいよ、いよいよ2017年12月15日から映画『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』が公開される。現在カイロ・レン役のアダム・ドライバーを始め主要キャストがプロモーションのため来日しているが、何といっても注目は約40年ぶりの公式来日となる、ルーク・スカイウォーカー役の「マーク・ハミル」だ。
そしてなんと……そのルーク・スカイウォーカーがロケットニュース24にまさかの降臨ッッッッッ! これを奇跡と言わずして何と言おう? 今回はインタビューでルークが語った言葉を余すことなくお伝えしたい。全てのスター・ウォーズファンよ……括目せよ!!
・公式には39年ぶりの来日
アメリカ海軍に所属する父親を持つ関係で、高校生の頃2年ほど日本に住んでいたというマーク・ハミル。スター・ウォーズでルーク・スカイウォーカー役を演じた後も、プライベートでは何度か来日していたようだ。
それはさておき、今回のインタビュー時間は写真撮影込みでわずか10分。なので今作『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』に関する質問はあえてせずに「ルーク・スカイウォーカー」と「スター・ウォーズ」について質問をぶつけることにした。それでは以下でインタビューをご覧いただこう。
──まさかあなたにお目にかかる日が来るとは思いませんでした。
「ハハハ。君の人生の “やることリスト” にチェックできたね」
──バッチリできました。今後イヤなことがあっても今日のことを糧に頑張れる気がします。
「じゃあ、僕の仕事はこれで終わりでいいかな?(笑)」
──いやいやいや。それでは質問を始めさせていただきます。まず、あなたがルーク・スカイウォーカーを演じて良かったことを教えてください。
「これほどまでにルーク・スカイウォーカーが世界中の人々にとって象徴的な存在になるとは夢にも思っていなかったよ。自分自身は俳優業で食べていければいいと思っていたくらいで、別に映画スターを目指してキャリアをスタートしたわけではないんだ」
──そうなんですね。
「そうなんだよ。そうなりたいと思ったことはないよ。ただルーク・スカイウォーカーを演じたことで、後世に名を残す存在になれたことは非常に素晴らしいことだし、恵まれていると思っているよ」
──ですよね、ルーク・スカイウォーカーですもんね。
「そうだね、あとはルークを演じたおかげで、自分がやりたかったプロジェクトを実現できたことも良かったかな。アニメの声優(バットマンのジョーカー役)やコミックブックの制作は、ルークがベースにあったからこそ実現できたものだからね」
──なるほど、では逆にルークを演じたことでツラかったり苦労したことはありますか?
「あまりにもルーク・スカイウォーカーの印象が強すぎて “ルーク = マーク・ハミル” のイメージがみなさんの中に出来上がってしまったことかな。自分が他の役を演じたくても、当時はオーディションさえ受けさせてもらえなかったんだ(笑)」
──オーディションもですか?
「そう、候補にすら挙がらないのさ。僕はブロードウェイミュージカル “アマデウス” でモーツァルトの役を演じていたんだけど、映画版のオーディションでは落とされちゃったんだ。だから他の役がなかなかもらえなかったのは、ツラかったことかもしれないね」
──そうですよね……。
「でも僕は元々、自分のことをワーキングアクター(汗をかいて働く俳優)だっと思っているんだ。豪遊したいなんて思ったこともないし、贅沢な暮らしも望んでいない。家があって妻と子供に恵まれて、普通に暮らしているだけで十分にハッピーなんだ」
──ジェダイのような言葉ですね。
「ささやかな幸せってヤツだね。自分自身がそう心がけていると、豊かな人生を送れるんじゃないかな。周りがどう思うかじゃなくて “自分自身が幸せか? そして家族が幸せか?” それが大切だと思うよ」
──肝に銘じます。それでは質問を変えて、スター・ウォーズの中であなたがもし他の役を演じられるとしたら誰を演じたいですか? 女性でもドロイドでもクリーチャーでもOKです
「実は旧三部作の脚本をもらったとき、こう思ったんだ。“ルーク役以外ならどれでもいい”ってね。それくらいルークはイヤだったんだ(笑)」
──えええ! そうだったんですか!!
「そうさ。だってダース・ヴェーダーは怖いけどカッコいいし、C-3POのユニークさも最高じゃないか。ハン・ソロは言うことがないね。女たらしだけどとてもハンサムでカッコ良くて、“みんなの役はいいなー” と思ってたよ」
──へー、それは知りませんでした。
「それに比べてルークを考えてごらんよ? 見た目も身分もありきたりで平凡だし、退屈といえば退屈なキャラクターだと思うんだよね。若い男の子だったら、みんなルークよりもハン・ソロに憧れるハズさ」
──ふむふむ。
「ただね、後々気付いたんだ “そこが素晴らしいな”ってね。平凡であるからこそ共感できて、みんなに愛されるヒーローになれる。こんな壮大なストーリーの中心に平凡な男を据えたジョージ・ルカースは、やっぱり天才だと思うよ」
──なるほど。説得力がハンパないですね。
「あ、そうそう。ルーク役以外で演じたいキャラクターはダース・ヴェイダーだね。ただ身長が足りないから、ストーム・トルーパー役も演じさせてもらえないかもしれないね。あ、今の技術で何とかしてくれるか(笑)」
──では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
「この作品がみなさんに気に入っていただけることを願っていますし、気に入っていただけると確信しています。早くみなさんに劇場でご覧になっていただきたいです。フォースの守りがあらんことを。アリガトウゴザイマス」
マーク・ハミルはとても気さくな人柄で、終始穏やかにインタビューは進んだ。中にはジェダイのような悟りの言葉もあり「マーク・ハミルはルーク・スカイウォーカーで、そしてジェダイなんだ……!」と感動した次第である。
前作ではほんのわずかな出演にとどまったものの、今作はルークも物語を紐解く上での超重要人物と言われている。“ジェダイ・マスター” としてルークが活躍する『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』は2017年12月15日公開だ。
参考リンク:スター・ウォーズ / 最後のジェダイ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。