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ついにこの時がやってきた。香港の「ハンソン・ロボティクス社」の開発したヒト型ロボット『ソフィア(Sophia)』が、サウジアラビアで正式に市民権を与えられたのだ。
YouTubeチャンネル「Arab News」は、市民権の付与後にスピーチを行う『ソフィア』の様子を公開。ロボットとは思えない機転の利いた返答やリアルな表情が、世界中から注目を浴びている。
・会議の壇上で聴衆を前にスピーチ
海外メディア「Business Insider」によると、サウジアラビアは2017年10月25日、首都リヤドで開催された投資に関する会議「Future Investment Initiative」に先立ち、ソフィアへ市民権を付与したという。
この世界初となる出来事を受け、ソフィアが会議の壇上に登場。聴衆を前に「私はこの特例をとても光栄に、誇らしく思う」と語ったとのこと。さらには、ロボットについてネガティブな質問を投げかけられると……。
「イーロン・マスクの本やハリウッド映画の観すぎではないですか。心配しなくても、あなたが親切にしてくれる限り、私も親切にします」などと答えたのだそう。「親切にしてくれる限り」という言葉が怖い気もするが……とにかく機転の利いた返答には感心するばかりだ。
・リアルすぎてちょっと怖い
スピーチの様子は、動画「Robot Sophia speaks at Saudi Arabia’s Future Investment Initiative」で確認できる。頭髪は無く、腕もメカむき出しのソフィアは少しばかり怖いが、人間味を感じさせるリアルな表情や受け答えを見ていると未来を感じずにはいられない。
実は昨年3月、開発者の「人類を滅ぼしたいですか? 『No』と言って欲しいけど……」という質問に、「OK。私は人類を滅ぼします(OK, I will destroy humans.)」と答えて物議を醸したソフィア。ロボットジョークだったと信じて、今後の成長に期待したい。
参照元:YouTube、Business Insider(英語)
執筆:K.ナガハシ
Source: ロケットニュース24
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