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ステーキハウスと言えばフォルクス……そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。以前の記事で、北米最強のステーキハウス『ウルフギャング』の味をお伝えした。私(中澤)の中のステーキ観が覆されたあの日から5カ月、ヤヴァそうなステーキハウスがまたしても六本木に上陸する。
その名も「エンパイアステーキハウス」! ステーキの本場・ニューヨークのマンハッタンで今最も勢いがあるというステーキハウスだ。というわけで、ニューヨークで「ステーキの王様」と呼ばれている『エンペラーステーキ』を食べてきたぞ!!
・本場の人気店が日本初上陸
2017年10月17日から六本木にグランドオープンする「エンパイアステーキハウス」。ジャック、ジェフ、ラスのシナナジ兄弟が経営するこの店は、全米No.1のレストランガイド『ザガット・サーベイ』に6年連続で掲載されるなど、ニューヨークでガチの人気を獲得している。
・「エンペラーステーキ」とは
ちょうど、オープンに先駆けてメディア向けのオープニングレセプションを開催するとのことで、「エンペラーステーキ」を食べる機会に恵まれた。「エンペラーステーキ」は牛1頭から800gしか取れない最上位部位「シャトーブリアン」を使ったこの店オリジナルのスタイルだという。
・熟成肉ステーキと私の確執
思えば『ウルフギャング』のステーキを食べた時は、そもそも熟成肉自体が初めてだった私。その衝撃が大きすぎたがゆえに、味において正当な判断が下せているとは言い難い。
そう考えると、敵を知り、落ち着いて時間を置いた今が味を伝えるにはベストの状態と言えるのではないだろうか。思い返してみると、そもそも取り乱すほどじゃなかった気もする。
・前菜から殺しに来る『エンパイアステーキハウス』
というわけで、本日は冷静に味をお伝えできるに違いない。そう決意を新たにしたところで、前菜のシーフードプラッター(3800円)とパンが運ばれてきたのだが……
シーフードヤヴァッ! シュリンプや生牡蠣、ロブスターが舞い踊り、豪華絢爛すぎていきなりニューヨークのセレブにジャブを入れられた気分である。いや、落ち着け。前菜で取り乱してどうする。とりあえず、パンをかじってみたところ……
パンウメェェェ――――――!! 表面パリパリ&中ふわふわで香ばしさがヤヴァイ! おまけにオニオン的なヤツが入っててヤヴァイ!! このパンだけで3食いけちゃう!
一気にむさぼり食ってしまった。あー、ヤヴァかった。ちなみに、このパンはレストランで焼いたものではなく、パン屋に注文してるとのこと。マジかよ、六本木凄え。
・知ってるサラダと違う
次に運ばれてきたのはエンパイアサラダ(1800円)。しかし、なんか知ってるサラダと違って、めちゃくちゃ肉肉しい。具体的に言うと、野菜は玉ねぎとトマトだけで、ベーコンとエビが半分以上を占めている。さっそく食べてみると……
うん、肉。サラダっていうか、スッキリした後味の肉料理である。ウマイのは間違いないのだが、どちらかと言うとメイン的なウマさで、思わずアメリカに思いを馳せてしまった。さすがアメリカ、略してさすアメ。
・そびえ立つ肉塊
そんな時、ウェイターさんが両手で重そうな大皿を運んでくるのが見えた。皿の上にはそびえ立つ巨大な肉塊。離れていてもハッキリ目視できる存在感である。ヤツが来た……! ざわざわと騒がしくなる各テーブル。そう、「エンペラーステーキ(2~3名サイズ2万4000円)」の登場だ。
・以前の私と思うなよ
『ウルフギャング』では、熟成肉ステーキの味の前に手も足も言葉も出なかった私。グルメライターとしては完敗だった。だが、私が以前のままだと思うなよ。いかに「熟成肉」や「ステーキの王様」と言えども、ステーキはステーキ。今度こそ、その味を冷静に伝えてみせる! いただきます。パクッ……
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙! んまい!! ンマイ! 口の中でトロけちゃううううううう! もはや気持ちいいーーーーーーーーーー!! ん゙キモチEEEEEEEEEEE!! ぬほおおおおおおおおお!! しゅごいーーーーーーーーーー!
しゅごいしゅごいしゅごいん゙ぼおおおおおおお! こんなの初めて! こんな肉初めてええええええええ! もうやめて無理ーーーーーーー! トロけすぎて無理ィィィイイイ!! 以前の私と同じでした! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいーーーーーー!!!!
気がつけば、大量にあった肉は跡形もなくなっていた。人は忘れる生き物である。熟成肉ステーキに出会ったあの日から5カ月、薄れかけていた肉の快感は再度強く私の体に刻みつけられたのだった。くっ……殺せ。
ああそうさ、こんなの忘れられるわけがない。忘れられないほどウマイ……『エンペラーステーキ』はまさに肉の王だった。今宵もシナナジ兄弟は笑う。魔性の肉に埋もれながら。
・今回紹介した店舗の情報
店名 エンパイアステーキハウス六本木
住所 東京都港区六本木 6−7−11
営業時間 11:30~15:00、17:00~23:30(祝日、日曜は~23:00)
定休日 無休
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
Source: ロケットニュース24
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