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友達の近況をチェックしたり、想い出を残すために写真を投稿するだけでなく、SNSは生き別れになった家族を見つけ出したり人探しにも役立つことがある。
しかし、ある警察署が「行方不明の子供の情報をSNSでシェアしないで!」と呼びかけているのだが、その理由の裏には現代の家庭が抱える深刻な問題が隠されているのである。
・失踪した子供の情報をSNSでシェアしないで!
カナダの王立カナダ騎馬警察が署のFacebookページにて、SNSのユーザーに「失踪した子供の情報をSNSでシェアしないで!」と呼びかけている。
その投稿では、誰かがFacebookで「子供が失踪した」として子供の写真を投稿したとしても、実際は子供が行方不明になっているのではなく、隠れている可能性もあると警告しているのだ。
・‟子供が隠れている場合もある” との警告
例えば、裁判所に我が子と接触することを禁止されている親が、SNSに子供の写真を載せ、ネットユーザーのシェアにより情報が集まり子供の居場所が分かったとしよう。その場合、その親によって子供が連れ去られたり、危害を加えられることも考えられるからだ。
最近は離婚率が上昇していることもあり、養育権を巡って争ったものの共同養育権を勝ち取れなかった方の親が、子供を誘拐する事件が後を絶たないのだ。
・養育権を失った親の誘拐やDVの可能性も
筆者がアメリカに在住していた時も、フリーウェイの電光掲示板で児童誘拐事件の警報「Amber Alert:アンバーアラート」をしょっちゅう見かけたことがある。これは変質者による誘拐ではなく、ほとんどが養育権を与えられなかった親による犯行なのだ。
また、家庭内で暴力を振るわれて、逃げて隠れている可能性だってあり得る。よって警察は、失踪した子供の写真や情報をSNSでシェアする場合は、警察署や信用が置ける新聞・ニュースサイトが提供した写真かどうかを確認するようアドバイスしている。
「子供が行方不明になった。探してほしい!」という投稿を見かけたら、つい協力してシェアしてしまいがちだ。だが、現代の家庭が抱える深刻な問題を考慮すると、気軽に失踪した子供の写真をシェアしてはいけないようである。
参照元:Facebook @Kindersley RCMP
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.
Source: ロケットニュース24
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