オランウータンも出会い系サイトで「つがい候補」を探す時代に！ 写真を見たメスがタブレットを投げつけて破壊する事態も発生

最近は、婚活・出会い系サイトで出会った男女が交際を始めるパターンも珍しくなく、すっかり恋愛もデジタル化している感がある。

そんななか、人間だけでなく動物も出会い系サイトでつがいを探す時代になったとのニュースが飛び込んで来た！　なんと、ある動物園ではオラウータンやボノボなどの霊長類にタブレットで写真を見せ、つがい候補を選ばせているというのである!!

・写真を見せて霊長類につがいを選ばせる研究

オラウータンやボノボに、タブレットで写真を見せてつがい候補を選ばせているのは、オランダのヘルダーラント州にあるアーペンハウル・プライメイト・パークだ。これは、地元ライデン大学で霊長類の繁殖について研究するチームが行っている実験で、写真を見せたオラウータンやボノボの反応を4年にわたり観察している。

同パークにいる霊長類のつがい候補は、遠くはシンガポールから来ることもあり、実際に顔を合わせる前に好みを見分け、繁殖を成功させることを目的としている。せっかく候補を引き合わせても交尾に至らず、‟お見合い” が失敗に終わってしまう場合が多いからだ。

・タブレットの強化が問題に！

そして、人間に一番近い種だと言われるボノボに写真を見せると、性的活動を思わせる動きやノミを探す行動を見せ激しく反応し、一定の候補者に興味を示していたという。しかし、霊長類にタブレットを渡すとスクリーンを割ったり投げつけてしまうため、デバイスの強化が問題になっているのだとか。

・メスのオラウータンは写真を見てタブレットを破壊!!

そこで、鉄製のカバーで覆ったタブレットを2頭のオラウータンに渡したところ、タブレットを壊すことなく候補選びを遂行出来たとのこと。ところが、サンボハという11歳のメスのオラウータンは、候補のオスを見せるとタブレットを放り投げ、強化しているタブレットをも破壊してしまったそうだ。

動物は、つがいを選ぶ時に匂いに反応することもあるため、写真で選ばせて繁殖が成功するかどうかは未知数なようだ。サンボバが「全然イケメンがいないじゃない！」と激怒して、タブレットを投げつけたのかどうか気になって仕方がない筆者である。

参照元：YouTube、the guardian、METRO（英語）
執筆：Nekolas

Source: ロケットニュース24