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うまい・早い・安いと三拍子が揃い、日本のソウルフードとも言える「牛丼」。今や、あらゆる場所でチェーン店が見られるようになったが、中でもトップクラスの人気を誇るのが「吉野家」である。
その「吉野家」が、そばや牛丼以外の丼物も食べられる『そば処 吉野家』を展開しているのをご存知だろうか。すでに全国で50店舗以上がオープンしているが、知らない人もいるに違いない。果たして吉野家が作るそばや丼物はどんな味なのか? 食べに行ってみることにした。
・そばは小麦粉を使用しない「十割そば」
筆者が訪れたのは、北海道「アリオ札幌」のフードコート内にある『そば処 吉野家 アリオ札幌店 』である。ちなみに同店はアリオやイオンなど、大型のショッピングモールに店を構えていることが多いようだ。
メニューを確認すると、つけ汁で食べる冷たいそばと温かいそばがあり、そばそのものは小麦粉を使用しない「十割そば」だという。ご飯物は、お馴染みの牛丼やうな重のほか、天重やカツ丼なども用意されていた。
味を確かめるべく注文したのは、カツ丼&もりそばの2品がお得に楽しめる「カツ丼そばセット(税込930円)」、そして温かいそばの上に生卵とかき揚げが乗った「天玉そば(税込580円)」である。さて、お味はいかに。
まずは天玉そばを、かき揚げサクサクのうちにいただく。つゆは出汁と “かえし” のバランスがちょうど良くクセのない味。かき揚げは「サクッ」と小気味良い歯応えに加え、野菜やエビなど素材の風味もしっかり感じられた。
さらにそばを食べてみると、強いコシは無くしなやかで柔らか。十割そばならではのボソボソとした食感、豊かなそばの香りを求める方には物足りないかもしれないが、これはこれで食べやすくてウマい。全体的にバランスが良く、万人ウケしそうな一杯だ。
・オススメはカツ丼
続いて、カツ丼そばセットをいただく。もりそばをズズッとすすってみると、やはり十割そばにしては柔らかめの食感だが、香りは前述の温かいそばよりも立っている印象。なお、つゆは醤油ベースのスタンダードな味だった。
そして今回食べた中で、最もオススメしたいのがカツ丼である。卵が絡んだトンカツを箸で持ち上げたら思いのほか肉厚でボリューミー。ひとくち食べてみると……フワッと肉が柔らかくてウマい!
さらに割下の味加減もまた絶妙で、卵とご飯だけでもウマいぞ!! トンカツの仕上がりもさることながら、割下で全体をまとめるあたりは、さすが牛丼の老舗といったところである。
『そば処 吉野家』のそばは、小麦粉を使用しない「十割そば」でありながらクセがなく、天ぷらはサクサク、カツ丼も重量感があって食べ応え十分だった。まだ味わったことのない方は、ぜひ一度お試しいただきたい。
参考リンク:吉野家「そば処吉野家」
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
Source: ロケットニュース24
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