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海外旅行の醍醐味といえば、日本国内だと味わえない経験ができることだ。新しい出会いはもちろん、一生忘れられないような出来事が起こることだって珍しくない。筆者はそんな新しい体験をしたくて毎年海外へ旅立っているのだが、今春は中欧のクロアチアとスロベニア、そして島国のマルタ共和国へ飛んだ。
中でもイタリアの南に位置するマルタ共和国は、超~小さな島国だけど美しすぎる海や遺跡といった見どころが満載! しかも、料理もメチャクチャ美味しく、あまりにも最高すぎたのでこの場を借りて紹介したい。
・マルタ共和国ってどんな国!?
マルタ共和国はイタリアのシチリア島の南側に位置する小さな島国で、面積は316平方キロメートル。東京23区の半分程度の広さしかないのでかなり小さい。「1~2日あれば周れるんじゃない!?」と思ってしまいがちだが、見どころが多すぎて筆者は8日間も滞在した。
なお、筆者が訪れた時は、地中海性気候ということもあって比較的温暖で乾燥している中での観光だった。それでは1964年にイギリスから独立し、1974年にマルタ共和国となった国の見どころをお伝えしたい。まずは現代都市に見えない首都のヴァレッタからだ。
・首都ヴァレッタが現代都市に見えない
要塞に囲まれた首都ヴァレッタは、対岸から見ると現代都市の面影がなく、まるで中世にタイムスリップしたかのような感覚に陥ってしまう土地だった。要塞を守る砦(とりで)の中には、16世紀に建設されたものまである。古き町並みや美しい景観が映画のロケ地に使用されることも多く、『トロイ』や『グラディエーター』といった作品にも登場している。
筆者はヴァレッタの対岸に位置するスリーマに滞在していたのだが、マルタ共和国に滞在するならこの町を拠点にすることをオススメしたい。なぜならスリーマとヴァレッタはフェリーで往復することができ、その度に美しいヴァレッタの旧市街の姿を拝めるからだ。
・ブルー・ラグーンが息をのむ美しさ!
お次は観光客に人気のコミノ島のブルー・ラグーンである。ヴァレッタからローカルバスで1時間ほど揺られ、本土の最北端にあるチェルケウアからフェリーでコミノ島へ移動できる。
ブルー・ラグーンと呼ばれる場所は、空と海が一体になったかのような不思議な空間。海に浮いたボートの影が真下に来ると、まるで空を飛んでいるかのようにさえ見えるのだ。これまでオーストラリアやバリ島など綺麗な海を見てきたつもりだったが、ブルー・ラグーンは別格の美しさだった。
透明度が高いスカイブルーの海水と、ラグーンを囲む紺碧(こんぺき)の海が溜息もののコントラストを生み出して絶景も絶景。眺めているだけで心が洗われる気持ちになった。
・本土とは違った風情のゴゾ島
そしてコミノ島の北側にあるゴゾ島は、本土とは違った風情をたたえる島である。対岸に迫る北アフリカの影響を色濃く受けた建造物が、ヴァレッタと異なった雰囲気を醸しだし、まるで違う国へ来たかのような感覚を味わえるのでオススメだ。
コミノ&ゴゾ島ともにヴァレッタから日帰りで行けるし、島を往復するフェリーの旅も楽しいので足を伸ばしてみてほしいと思う。ちなみにマルタ共和国に鉄道は走っていないので、主な移動はローカルバスを頼ることになる。
・小さい島国だけど見どころ満載!
その他にも、見どころがいっぱい。まるでサファイアのような青い海が美しい青の洞門や、エジプトにピラミッドが誕生する前に建てられたという巨石神殿、伝統的なマルタの漁船 “ルッツ” が浮かぶ可愛らしい港町マルサシュロックなど、どこも最高だった。
また、マルタ共和国は治安が良い上に公用語がマルタ語と英語。なので、英語を少しでも話せたら、苦労することがないのもポイントが高い。
・ウサギ料理をはじめとする料理がメチャクチャ美味しい
そして、なんといっても筆者が感動したのが料理の美味しさだ。特に伝統料理であるウサギのシチューがメチャクチャ美味。ベタな表現で申し訳ないが、本当にほっぺが落っこちそうなほどだった。
ウサギは癖がなく、味や食感はチキンに似ているのだが、もっと柔らかくで美味。もちろん、海に囲まれているので新鮮な魚介類を使用した料理も絶品で、魚介類のダシで仕上げた伝統料理のアリオッタスープやシーフードパスタも最高だった。
とにかく、マルタ共和国では食べるもの全てが文句のつけようがないほど美味しい。いかにも料理が期待できそうなイタリアがそうでもなかったことを考えると、料理を食べるだけでもマルタに行く価値があると思う。
日本だとマイナーな印象があるマルタだが、行けば絶対に忘れられないような体験ができると思う。イタリアから近くて船で行けることもあり、イタリア南部を旅する人は旅程に組み込んでみてはどうだろうか。
Report:Nekolas
Photo:Rocketnews24.
Source: ロケットニュース24
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