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最近、インターネット上で「新聞購読にまつわる詐欺まがいな話」がちょいちょい話題になっている。当サイトでも「記者が詐欺にあいかけたエピソード」をご紹介したが、今回ご紹介するのはズバリ「本物の新聞屋が詐欺をしようとしてきた話」だ。
ご覧いただく前に断っておくが、この話はとても胸クソが悪い。……が「こんなことが実際にある」と知っておけば “万が一” のときのためになるハズだ。それでは以下でご紹介しよう。
・始まりは1本の電話
このエピソードはインターネット上で紹介されていたものである。投稿者本人に許可はいただいたが「HN等は一切出さないならば」という条件だったので、あえて名前は伏せておく。
さて、この話に登場するのは投稿者の「お母さん」「お父さん」そして「新聞配達屋」である。果たして新聞屋はどんな手段で定期購読を取り付けようとしたのだろうか? 以下で、再現VTR風にご紹介しよう。始まりは1本の電話だったという
配達屋「もしもし。A新聞ですが2年契約をいただいたので4月から配達させていただきます」
お母さん「確かに以前はおたくから新聞をとっていたけど5年ほど前にやめました。今はB新聞を取っているんですが……」
配達屋「でもこちらには契約書があります。お持ちしますので見てください」
後日──。
配達屋「これが契約書です」
お母さん「確かに名前は主人ですけど明らかに字が違いますよ。なんで印鑑まで押してあるんですか? 規約した覚えはありません」
配達屋「それは契約違反です。あなたの言ってることは違法行為ですよ?」
お母さん「これって私文書偽造じゃないですか? これは犯罪ですよ、詐欺ですよ? 帰ってください」
配達屋「……いま詐欺と言ったことについて謝ってください。私は親切で来たんですからね? 今の会話は録音しているので訴えますよ?」
この場はいったん新聞屋が退散。その夜、帰宅したお父さんがブチギレて新聞屋に「なんかお宅からうちに変なヤツが来たらしいけど何かの間違いだよな? 詐欺グループかもしれないぞ」と電話。すると…… “ヤツ” は本当に新聞屋にいた──。そしてさらに後日。
お父さん「この前のことを謝れ!」
配達屋「いや、あなたの奥さんは私のことを詐欺師呼ばわりしました。そのことを謝ってください。それにほら、ここにあなたのサインと印鑑が押された契約書があるじゃないですか?」
お父さん「もういい! お前のことは本社に連絡するからな!!」
配達屋「そのせいで私がクビになったらあなたのせいですからね? 今の暴言も全て録音してますから、もしクビになったら訴えます」
……いかがだろうか? 理不尽にもほどがないだろうか? ある意味これだけ頭がおかしいと回避のしようもない気がするが、これが本当にあった話だというから恐ろしい。
・レアケースではない
なお、この件を消費者センターに問い合わせたところ「いま新聞詐欺の問い合わせが非常に多く、実際にお金も取られた人がいるので注意してください」と話していたという。つまり今回ご紹介したエピソードは決してレアケースではないようだ。
とにもかくにも、こうした詐欺まがいな行為に巻き込まれる可能性は誰にでもあるから、くれぐれも注意しよう。次に頭のおかしい配達屋が現れるのは、あなたのところかもしれない。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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