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「専業主婦って楽だよね〜。だって1日中家にいて、家事と育児をするだけなんでしょ?」……これまでどれだけ多くの女性が、こんな心無い台詞を言われてきただろう。最近ようやく家事も子育ても1人で抱える “ワンオペ育児” の大変さが認識されるようになってきたが、まだまだ甘い!
というのも、この度もある女性が、パートナーの男性から「家事と子育てだけなんて休日みたいなもの」などと言われてしまったのだとか。そこで女性は、子供と過ごす1日がいかに大変であるかを証明するために、ある日の行動を動画に収めてみたという。すると……。
・朝9時〜夜9時の生活をぶっ通しで撮影!
動画を撮影したのは、スコットランド在住のジェンマ・チャールマスさん(35)。2歳の男の子を育てる彼女は、ある週末にパートナーの男性から「君は1日中何もやっていない」と何度も言われてしまった。
また彼は、家事&育児をするチャールマスさんに対して「休日を楽しんでね」なんて言い残して仕事に出かけていったりもするという。
子育てをしていく上で “最大の味方” であるはずのパートナーから、そんなこと言われたら悲しいもの。そこでチャールマスさんは、ある日の朝9時〜夜9時までの行動をぶっ通しで撮影し、8分のタイムラプス動画にまとめてみた。
・ずーっと動き回っているチャールマスさん
動画を見れば彼女が何をしたか一目瞭然だが、以下で時間ごとの詳細を見ていきたい。ちなみにネイリストである彼女は、時間があいているときに自宅に客を招いては施術を行っているようだ。
【チャールマスさんの1日】
09時〜10時:子供の着替え、ベッドメイク、階段を何度も上り下りしながら片付け、台所の片付け、オモチャの片付け、床に寝転んでぐずる子供をあやしながら外出の準備、車を運転して外出
10時〜11時:遊ぶ子供にひたすら付き合う
11時〜12時:軽食、帰宅、寝ない子供と格闘しながら昼寝をさせる
12時〜13時:洗濯、洗濯物を畳んで仕舞う
13時〜14時:クリスマスプレゼントのラッピング、自分の昼食
14時〜16時:子供部屋の片付け、台所の掃除、子供に昼食を食べさせる、子供と言語療法士の元を訪れる
16時〜17時:帰宅、子供の世話
17時〜19時:子供に夕食を食べさせる、自分の仕事の準備、仕事
19時〜20時:夕食作り、夕食、片付け
20時〜21時:オモチャの片付け、子供の寝かしつけの準備、絵本の読み聞かせ、寝かしつけ
21時〜:自分の時間
動画の最後には「私たち主婦が本当に何もしていないと思う? 考え直して!」とパートナー&視聴者にむけてメッセージを送っているのだった。
・「家事と育児に追われる日に比べれば、自分の仕事はまるで休日」
またカメラを回し始める前から、すでに家事&子供の世話は始まっていたそう。チャールマスさんは、食洗機の中の食器を片付け、子供に朝食を食べさせ、子供をあしらいながらシャワーを浴び、子供のオムツを替え、自分の着替えを済ませたとのことだ。その上、子供にコップ2個を割られてしまったとも書かれている……うう、お疲れ様です!
そんな彼女は「家事と育児に追われる日に比べれば、仕事の日の方が休日」「1日中母親をやりながら、同時に洗濯人や運転手、料理人……などなどもこなさなければならない」と述べているのだった。
・「よくぞ動画を公開してくれた!」と賛同続々
この動画が彼女のFacebookで公開されたところ、多くの人から「まるで自分の1日を見ているよう」「こんな動画を撮影してくれてありがとう!」などと、チャールマスさんを称賛する声が寄せられた。
だがその一方で、本動画を紹介した英メディア『Mail Online』には、「自分が選んだ道でしょ?」「無駄な動きが多い。どうせまた汚れるんだから、部屋を片付けなくてもいいだろう」といった批判意見も投稿されていた。
「やっぱり外で働く方が大変」なんてコメントも見受けられたが、別にチャールマスさんは「あなたよりも私の方が大変!」と “大変自慢” をするために動画を撮影した訳ではないはず。自分のパートナーに「自分の大変さ」を分かってもらうためだ。
彼女と同じような気持ちを抱えている人も多い。もし大切なパートナーから「大変だ」と訴えられたら、「自分の方が大変」「そんなことない」と突っぱねるのではなく、相手の気持ちを尊重しながら、その大変さを軽減するために改善点を話し合ってほしい。
参照元:The Independent、Mail Online(英語)、Facebook / Caters News, used with permission
執筆:小千谷サチ
Source: ロケットニュース24
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