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メキシコといえば、サッカー日本代表の本田圭佑選手がプレーしていることで知られているが、実を言うと大きな闇を抱えた国でもある。麻薬カルテル同士の抗争が問題となっており、犠牲者数は20万人以上とも言われている。
そして先日、またしても恐ろしい事件が起きてしまった。麻薬カルテルのボスを侮辱する動画を投稿した17歳のYouTuber(ユーチューバー)が、銃弾を撃ち込まれて殺害されたのだ。動画をアップして殺されるなんて信じがたいが、少年はそのせいで大きな代償を払うことになったのではないか……と見られている。
・17歳の少年が麻薬王を侮辱して射殺される
英ニュースサイト『INDEPENDENT』によると、麻薬組織「カルテル・デ・ハリスコ・ヌエバ・ヘネラシオン」のボス、通称 “エル・メンチョ” ことネメシオ・オセゲラを侮辱して射殺されたのは、メキシコのSNSで絶大な人気を誇るYouTuberフアン・ラグナスさんだ。
彼は酩酊状態でエル・メンチョを侮辱&挑発するような卑猥な言葉を発言した動画をYouTube にアップ。その後、友人たちとバーでパーティーを楽しんでいたところ、乱入して来た武装集団に襲撃されて15~18発の銃弾を撃ち込まれたという。
襲撃された彼は即死状態。また、流れ弾に当たったバーの店員も死亡したと報じられている。現時点で当局は、この事件にエル・メンチョが関与しているのかどうか確認できていない。
・人気ドラマ『ナルコス』のスタッフも犠牲に
本件とは別の事件になるが、南米の麻薬王を描く海外ドラマ『ナルコス』のスタッフは、2017年9月にメキシコの中部イダルコ州近郊でロケ地を探していた際、何発も銃弾を撃ち込まれ遺体で発見された。
この事件に関して、シーズン1~2で描かれたコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルの兄ロベルトは意味深なことを発言。「エスコバル社と私の許可なく、パブロに関する作品をコロンビアで撮影してほしくない。我々を通さずにロケを敢行するのは非常に危険だ」と述べている。
まさに「触らぬ神に祟りなし」とは、このことか。メキシコの麻薬戦争が終焉を迎えるのは先のことになりそうだが、一刻も早く治安が回復し、市民が安全に暮らせる環境を取り戻してほしいものだ。
参照元:Twitter @ladbible、INDEPENDENT[1] [2]
執筆:Nekolas
Source: ロケットニュース24
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