「東洋人は嫌いなの」米スタバで人種差別発言を繰り返した白人女性、警察に通報されて店から追い出される



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「ダメなものはダメ」。世の中には、そう言い切れることがいくつも存在する。その内の1つが「差別」。2018年を迎えようとしている今の時代、いかなることでも他者を差別してはいけないとハッキリ断言できる……が、それでも差別は起こり続けている。

性別、人種、国、外見……。今回も、スターバックスにて、ある女性が他の客に向かって「東洋人は嫌い」などと人種差別的な発言をしたのだとか。動画とともに、詳細をお伝えしたい。

・米スタバ店内で韓国語を話していたら

この動画は、米カリフォルニア州で撮影されたものだ。スタバ店内で留学生であるアニー・アンさんが、他の学生とともに韓国語を使って話をしていたそう。

すると近くに座っていた白人女性が「あなたたちの言葉は聞きたくない」とアンさんたちの会話に割って入って来た。

・アンさん「自分の言語を話す自由がある」

そんなことを言われれば、誰だってショックを受けるはず。だがアンさんは負けずに、女性に対して「ここはアメリカよ。自分の言語を話す自由がある」と言い返した。騒ぎを聞きつけた店員も、「彼女たちは何も悪いことをしていません。あなたがトラブルを起こしています」と店から出て行くように女性に言い渡した。

だが女性は、さらに以下のような言葉を続けながら退店を拒否した。

「アメリカでは英語を話すべき」
「東洋人は嫌いなの」
「あなたの言語はとても不快」
「静かに座っているならいいわ。でもあなたの言語は聞きたくない」

・店員に対しても

また女性は、店員に対しても、持っていたノートパソコンのキーボードを打ちながら「私がこの苦情メールを出したら、問題になるわよ」と発言。しかしすぐに他の店員から「あなた数字のキーを叩いているだけじゃない」とツッコミが飛ぶのだった。

その後女性は、店員からの通報を受けた警察官によって、店から連れ出されたとのことだ。




・Facebookで公開した動画が話題に

アンさんがこの模様を収めた動画をFacebook上に投稿したところ、再生回数80万回越えで注目を集めることに。

差別を行った女性に対して否定的な意見が多く寄せられ、「多様性が私たちを強くするのに、こんな発言をするなんて可哀相な人」「誰かがどんな言語を話しても、それが他者を傷つけることはない。なぜそんなことに文句を言うのか」などの声が聞かれている。

差別は許されないこと……そう分かっていても、実際に差別的な言動を目の当たりにすれば怯んでしまう場合も多い。筆者も差別的な態度を取られながら、言い返せなかった経験が何度もある。「ビックリして頭が真っ白になってしまった」「言い返しても無駄だと感じた」などがその理由だ。

だが、それだと差別を野放しにしてしまうことになる。今回のアンさんやスタバ店員のように、自分に対してでも、他者に対してでも差別的な言動があれば毅然と「NO」を突きつけるべきだろう。

参照元:MetroNewsweek(英語)、Facebook
執筆:小千谷サチ


Source: ロケットニュース24






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