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「地球人の移住先として第一候補」に挙げられていると言っても過言ではない火星。近年、探査機の打ち上げが行われたかと思えば、民間企業による火星旅行なども計画されている。
以前、アラブ首長国連邦(UAE)が火星移住計画「Mars 2117:マーズ2117」を打ち立てたとお伝えしたことがあったが、新たな展開を迎えた。今度は、「100年後をイメージした火星」の動画が公開されたので紹介したいと思う。まるで近未来SF映画を見ているような気分になる内容は必見だ!
・火星移住計画「マーズ2117」って!?
「マーズ2117」とは、米シカゴほどの大きさの都市を火星に築き、今から100年後の2117年に60万人もの地球人を移住させるという壮大なプロジェクトだ。今年2月に発表され、UAEらしい豪華な計画だったことは記憶に新しい。
あれから約1年。「World Government Summit」が YouTube にVR動画を公開し、100年後をイメージした火星を疑似体験できるようになった。VRヘッドセットがあればリアルな映像を楽しめるが、なくても見応え十分である。
・都市の名前は「シティ・オブ・ウィズダム」
動画では、「The United Government of Mars:火星合衆国国家」と名付けられた火星のコロニー「The City of Wisdom:シティ・オブ・ウィズダム」を案内人のサイードがガイド。ターミナルからポッドに乗って外へ出た彼は、ツアーガイドのように火星都市を案内してくれる。
ポッドがドーム型のシティ・オブ・ウィズダムに到着すると、コロニーではモノレールが走り、車の代わりだと思われる乗り物が宙を飛び交っている。建造物のデザインも近未来的で、まるで『スター・ウォーズ』の世界にタイムスリップしたような気分になってしまう。
・移住開始予定は2047年
なお、最初の移住は2047年に開始される予定。70年間にわたり人口を増やし続け、2117年までに60万人がシティ・オブ・ウィズダムに移り住む計画だという。2047年といえば、今から30年後。それまでに、人間が生活できるほどのインフラ設備を完成できるのか気になるところだ。
60万人が住む2117年のシティ・オブ・ウィズダムを目にすることは無理でも、2047年の移住開始ならば現実味がある。歴史の新たな1ページを目撃できるかもしれないだけに、プロジェクトの進行具合に注目していきたい
また、現時点で火星に “国境” は存在しない。UAE以外の国が火星に進出したら、コロニーの境界線などの問題で揉めることになるのだろうか。その辺も気がかりである。
Source: ロケットニュース24
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