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一度でいいから行ってみたい。酒飲みならば、そう心に決めている店がひとつやふたつあることだろう。誰もが認める名店や噂の店……以前から私(筆者)は、酒飲みの聖地・東京の赤羽にある「鯉とうなぎのまるます家」に行ってみたいと思っていた。
なぜなら、ここは昭和25年創業の老舗というだけでなく、午前9時(平日は10時)から酒が飲める楽園だからだ。そしてつい先日、念願叶って行くことができたのだが、結論から言えば予想を裏切らず。むしろ、最高すぎる店だった。
・酒飲みに人気の赤羽
近年、右肩上がりで酒飲みから絶大な支持を集めている赤羽。昼過ぎに駅を降りると平和な光景が広がっていたが、1番街方面に足を踏み入れたら少しばかり空気が変わった。早い時間帯から開いている居酒屋がチラホラ。平和な街の一帯が、赤ちょうちんでギンギンになっており、酒飲みたちが吸い込まれるようにして入っていたのだ。
これが噂の赤羽……と驚きつつ、周囲に合わせて歩みを進める。昼から酒を飲める幸せでニヤニヤしていると、ある店舗の前に真昼間から行列ができているのを見つけた。そう、それこそが以前から恋がれていた「まるます家」だ。
先客は10人ほどいたが、白髪頭の多さを見て一安心。もうお店に入らなくても分かる。人生の先輩たちが集う店にハズレなし。もうこの時点で勝ち戦も同然で並びも苦にならない。寒空の中、私も行列に加わった……が、ここで嬉しい誤算!
なんと予想に反して早いペースで列が進むのだ。どうやら、酒は1人3杯までと決まりがあるようで、回転が早い秘訣になっているようだった。ちなみに、店の外には「飲酒してからの入店お断り」という貼り紙がペタペタ貼られており、全員がスマートに並んでいた。一杯ひっかけてなくてよかった〜。
・皆が大人の飲み方
そして30分もしないうちに店内へ。Wコの字型のカウンターに沿って、お客さんがひしめきあっていた。少しばかり狭さを感じ、お客さん同士の距離も近い……が、それもどこか心地いい。というのも!
絶妙な距離感だからか、自然と周りに気遣う環境ができていたのだ。飲み屋なのに割と静か。酔っ払って入ることを禁じられているのもあるかもだが、しっかりとみんながルールを守っているようで、ハチャメチャな飲み方をしている人はいなかった。それに加えて、そこはかとなく漂う昭和感。一言でいえば、「大人の飲み屋」である。
・食事&酒がウマい
んで、肝心の食事だが、まずはサッポロラガービール(赤星)でプハァと乾杯。店内に所狭しと貼られているメニューの中から、店名にも入っている「鯉」から鯉の生刺し(600円)、うなぎは蒲焼の小(1800円)を注文した。
まずやってきたのは鯉の生刺し。生姜とニンニクの2種類の醤油をつけて食べるのだが、いざ口に入れてみると……ほぅ! 臭さはなくプリッとしている。噛んでみると、コリコリとした歯ごたえ。それをビールで流し込めば、まさに五臓六腑に染み渡るウマさというやつだ。
それに続いて、香ばしさ全開になったうなぎの蒲焼も到着。見るからにウマそうだったが、食べても間違いなし! 脂が乗っていて皮パリ&中身はフワトロ!! このクオリティで2000円以内だから、安い部類に入るのではないだろうか。
・メニューが豊富
他にも今の時期に欠かせないカキフライ(800円)、人気メニューだというメンチカツ(660円)なども注文。これは頼んで気づいたことだが、ひとつひとつのサイズがかなり大きかった。1人なら品数少なめ、複数人なら分けて食べるのがいいかも。
また、圧巻だったのはメニューの豊富さ。しかも、酒に合いそうなメニューがズラッと並んでいたので、もし赤羽に住んでいたら毎日通ってしまうことだろう。赤羽っていい街だなァ……そう考えながら、1時間ほどで私は上限の酒3杯に達し、大満足で店を出た。
なお、同店は酒を飲まずとも大丈夫。うな丼やうな重など、食事もできるので興味のある方は行ってみることをオススメしたい。もちろん、朝から飲むもよし、昼から飲むもよし。大人の飲み屋でしっぽりやるのは最高だぞ。
・今回ご紹介した店の詳細データ
店名 鯉とうなぎのまるます家 総本店
住所 東京都北区赤羽1−17−7
時間 9:00~21:30(平日は10:00〜、日曜日は21:00閉店)
定休日 月曜日
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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