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ひと昔前なら「それSF映画の話だろ!」とツッコミが入りそうな話が現実となっている昨今。つい先日、サウジアラビアでヒト型ロボットが正式に市民権を与えられたばかりだが、またしても海外で驚くべき計画が進行中のようだ。
中国の大手企業が、空飛ぶ車の開発で知られる米国企業を買収。数年後には一般向けに販売する方向で、本格的に動き始めたのである。
・2023年からの実用化を計画
海外メディア「Mail Online」によると、中国の浙江吉利控股集団(Geely)が米国のテラフジア社を正式に買収した。今後、全面的にサポートすることで、テラフジア社が開発する空飛ぶ車「TF−X」を2019年に一般販売。2023年からは垂直に離着陸できるモデルの実用化を目指し、計画を進めていくという。
なお、吉利は中国の自動車メーカー「Geely Automobile」や、スウェーデンの自動車メーカー「Volvo」の親会社でもある大企業。豊富な資金力もさることながら、乗り物に関する豊富なノウハウも持ち合わせている。
・オスプレイにそっくり
自動車界に大きな影響を与えそうなだけに、今後の動向が気になるところだが、そもそも「TF−X」がどのような車なのか知らない人も多いだろう。その参考になるのが、2015年にテラフジア社が公開しているイメージ動画「The Terrafugia TF-X」だ。
動画を再生すると、サイドに翼を折りたたんで収納しているような車が登場。広い公園のような場所で停車すると、SF映画のようなシーンが始まる。そしてゆっくりと翼さを広げ、先端のプロペラが回転し始めると……
なんと垂直に離陸! 空へと飛び立って行ったかと思えば、別の場所で垂直に着陸もしてしまう。こ、これは……何かと話題の米軍輸送機「オスプレイ」の動きにそっくりではないか!!
「オスプレイ」といえば、世界で唯一、実用化に成功した垂直離着陸が可能な飛行機。しかしながら、安全性が疑われているのも事実。2019年までたったの2年ということを考えると、市販化を急ぎすぎず、慎重に「TF−X」の開発を進めてほしい気もする。
参照元:YouTube、Daily Mail Online(英語)
執筆:K.ナガハシ
Source: ロケットニュース24
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