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突然だが皆さん、あなたは穿き古したパンツを捨てる時、脱いだのをそのまま捨てる? それとも、洗ってから捨てる?
私事で恐縮だが、私(沢井メグ)は着用後に「はけない」と判断、そして洗って捨てる派だ。人形供養、ではないがパンツだって清めてから捨てるものだと思っていた。だが、ある日ネットでこんな声を見つけたのだ。
「わざわざ洗って捨てるなんて、お前の使用済パンツを盗むヤツがいるとでも?」と、「自意識過剰もいいところだ」と。いやいや、そういうつもりじゃなくて!! 私はただ、パンツをきれいな形で送りたいだけなんや! そう考えるのは異端なのか、気になったので、周りに聞いてみた。
ということで、回答をくれたのはロケットニュース24からGO羽鳥、Yoshio、和才、PKサンジュン、中澤星児、あひるねこ、原田たかし、K.ナガハシ、田代大一朗、小千谷サチ、K.Masami。Pouch編集部の百村モモ、はちやまみどり、御花畑マリコ。そして女性ライター1名の計15名だ(順不同)。
しょーもない質問にマジメに答えてくれてありがとう! さっそく、その回答を整理すると……
【洗った状態で捨てる派】9名
【洗わないで捨てる派】2名
【両方、とくに決まっていない】2名
そのほか、掃除に使うという意見も2名いた。……なぁんだ! 洗ってから捨てる人の方が多いではないか。だがしかし!! 理由を詳しく見ると、実はもっと複雑な問題だったことが明らかになったのだ。
・詳しく聞くと、意外な事実が!
それは「パンツを捨てるときの過程」だ。同じ洗った状態のものを捨てるのでも、プロセスがパックリ分かれてしまったのである。
「パンツに足を通して、やぶけていたり、ゴムが伸びていた時に「あ、これ寿命だな」と思って捨てるのだけれど、その時は洗濯済みのきれいな状態なので、改めて洗う必要もなし」(羽鳥)
「パンツの限界に気づく時が穿いた後じゃなくて洗濯後なので、パンツを捨てるタイミングはいつも洗濯後になってしまいます」(田代)
「だいちゃん(田代)の理由と一緒です」(Yoshio)
「洗濯後の物を見て「これはもう捨てよう」と思うことがほとんど」(ナガハシ)
「1回穿いてから捨てるより、洗濯してタンスにしまってたけど「これもう穿かねえなあ(ポイ」のパターン」(御花畑)
「洗ってたたむ時に、まだいける? これはもう引退じゃないの?というジャッジをするので、自然ときれいな状態の時に捨てることになりますね」(はちやま)
「洗ってから毎回判断するので!」(百村)
……そう、“洗った状態で捨てている派” にも、私のように「はいてからジャッジ → わざわざ洗って捨てる」だけでなく、「洗濯後にジャッジ → 捨てる」という別パターンが存在したのである!
ロケットニュース&Pouchで、パンツをわざわざ洗ってから捨てるのは、私・沢井メグのほかは和才雄一郎だけだった。マジか。なお、和才はその理由について、
「なるべくキレイな姿でゴミ箱に送ってあげるため。今までパンツがしてきた仕事に対し、敬意と感謝を込めて洗濯します。ちなみに、パンツをゴミ箱に捨てる作業のことを、納棺ならぬ納パンと呼んでいます」(和才)
と、アツく語っており、「パンツは自分の体の一部のようなもの。洗濯、つまりお清め=供養してから手放したい」と考えている私と、近しいものを感じている。勝手に仲間意識。
・知らず知らずのうちにパンツと向き合っていた
ちなみに “そのまま捨てる派” や “こだわりなし” という人もだって、別にパンツを軽視しているわけではなかった! たとえば、
「捨てる前に必ず一回穿いてる」(中澤)
「パンツがダメになったと気づいた時に捨てているから」(原田)
「捨てると決めた瞬間に捨てます。基本的には捨てられない方なので、一瞬の判断を大切にしています」(サンジュン)
と、常に観察し、別れの瞬間の見極めを大切にしている者もいれば、あえて敬意を示すために
「洗いたてのまま捨てるのはもったいない気がする。また、最後に一仕事させてから「お疲れ」と送り出してやりたい」(あひるねこ)
という意見もあったぞ!
「洗うか」「洗わないか」が知りたかっただけなのに、たった15人に聞いただけで、こんなに奥深い話になるとは思わなかった! 全国民に質問したらさらに深イイ話が聞けそうだ。
今回、判明したことは「パンツとの向き合い方は、十人十色」ということ。正解もない、不正解もない。ゴミ出しルールに従ったなら、それで心は自由なのではないか。あなたはパンツを捨てるときに何を思うだろう?
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
Source: ロケットニュース24
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