理由を知ると “アメリカが抱える闇” を感じてしまう… / なぜ今アメリカで「チョコレート菓子の写真」がリツイートされまくっているのか



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SNSは、おもしろい画像や動画を投稿して楽しむだけでなく、大切なメッセージを伝えるために使われることもある。ひとつの発言が拡散されると、想像以上のパワーを生むこともしばしば。強烈なメッセージとなることだって珍しくない。

海外でもSNSの使われ方は似たようなものだが、現在アメリカで「チョコレートのお菓子」がリツイートされまくっている。その理由を知ったら、どうにも “アメリカが抱える闇” を感じずにはいられない。

・チョコにオモチャが入ったキンダーサプライズ

アメリカの Twitter でリツイートされまくっているチョコレートのお菓子は、イタリアのフェレロ社が製造する「キンダーサプライズ」だ。卵形のチョコレートの中に入っているオモチャが特徴で、子供だけでなく大人にも大人気。期間限定や季節ごとに中身が変わることもあるため、コレクションとして集める人もいるほどだ。

ただ、オモチャが小さいため、幼児の誤飲を防止しようと、アメリカでは販売中止になった経緯がある。ではなぜ、置いていないはずのキンダーサプライズがリツイートされまくっているのか、その理由を明かすことにしよう。

・チョコが禁止なのに自動小銃は合法なの!?

発信元は英ジャーナリストのピアース・モーガン氏だ。彼がキンダーサプライズの画像に、「アメリカでは、キンダーサプライズが “健康に害を及ぼす” から禁止されているのに、自動小銃は合法だなんて」とコメントを添えて投稿すると、2万5000回近くリツイートされて、「いいね」は4万8000回を超えることになった。

そう、彼の発言が意味しているのは、10月1日にネバダ州ラスベガスで起きた銃乱射事件のこと。これに同意したネットユーザーたちが拡散させ、一大ムーブメントを巻き起こしていたのである。




・“アメリカの闇” を感じてしまうツイート

英ニュースサイト『indy100』によると、アメリカではキンダーサプライズだけでなく、ハギス(羊の内臓を羊の胃袋に詰めて調理したスコットランドの食品)や、サメのヒレなども販売禁止されているとのこと。同サイトもアメリカの矛盾を指摘し、「ネバダ州では、銃を所持するための許可証さえ必要ないなんておかしい」と報じている。

ほぼ毎年のように銃乱射事件が起きて、数多くの犠牲者が出ているアメリカ。ツイートの内容もそうだが、拡散するあたりにも闇を感じてしまう。今後、銃器売買や所持に関する規制が厳しく強化されて、銃による事件が減少することを願うばかりだ。

参照元:Twitter @piersmorganindy100(英語)
執筆:Nekolas


Source: ロケットニュース24






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