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2017年8月29日、北朝鮮が発射したミサイルが日本上空を通過し、9月3日には同国が核実験を実施。
そのニュースで、日本だけでなく世界中が大きく揺れるなか、最後の核実験からの日数をカウントする「広島の地球平和監視時計」が、海外で話題になっているというので紹介したい。
・広島の「地球平和監視時計」が海外で話題に
広島と長崎に核爆弾を投下された日本は、世界で唯一の被爆国である。それだけに核に反発する意識は、他のどの国よりも高いのではないかと思う。
原爆ドームの名で知られる広島平和記念碑は、核のない世界を望む人々にとって象徴的な存在だ。そんな広島の平和記念資料館に設置されている「地球平和監視時計」が海外で注目を浴びていると、英ニュースサイト『indy100』が伝えている。
・北朝鮮の核実験でゼロにリセット
平和監視時計には、「広島への原爆投下からの日数」と「最後の核実験からの日数」が表示されている。話題になっているのは、「最後の核実験からの日数」の方で、北朝鮮が核実験を行ったため、9月3日にゼロにリセットされてしまったのだ。
そして、9月4日に投稿された「最後の核実験からの日数:1日」の画像が、Twitterを中心にネットで話題になっているのである。
・「世界終末時計」という時計も存在
ちなみに、世界には「地球平和監視時計」に似たような、「世界終末時計」という時計も存在する。日本の原爆投下から2年後の1947年に、米科学誌「Bulletin of the Atomic Scientists」に登場したのが最初で、現在は同誌のウェブサイトで「世界終末時計」を見ることができるぞ。
世界の終末を午前0時になぞらえ、終末までの残り時間が「0時まであと何分」という形で表示される仕組みだ。
とにかく、どんなに我々が核撲滅を願っても、世界レベルで実現を目指すのは容易ではないだろう。第3次世界大戦が起きないことを心から願うばかりである。
参照元:Twitter @Samuraigodzilla、indy100、地球平和監視時計、Bulletin of the Atomic Scientists(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Wikimedia Commons.
Source: ロケットニュース24
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