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鳩は時に「空飛ぶネズミ」とも呼ばれて嫌がられることがあるが、伝書鳩として活躍した時代もあり、また国によっては食用にされることもある。
そんな鳩が原因で、なぜかインドネシアで離婚率が上昇しているのだという。それは、一体全体どうしてなのだろうか!?
・鳩が原因で離婚率が上昇中!
英ニュースサイト『BBC』によると、2017年7月の1カ月の間に、インドネシアはジャワ島の役所で、なんと90件もの離婚申請があったのだという。離婚を申し立てたのはほとんどが妻で、なんでも夫たちが鳩のレースに夢中になりすぎて、経済的困難に陥ったため離婚に踏み切ったとのこと。
インドネシアでは鳩のレースが盛んで、速い鳩は高額で売買されて優勝すれば賞金を獲得できる。それを狙った男たちが、レース用の鳩の飼育と訓練に入れ込みすぎた結果、離婚申請が殺到してしまったというワケである。
・仕事もせずに鳩の飼育に夢中になる夫に妻が愛想を尽かす……
特にプルバリンガ県では多くの男性が無職で、女性が外に働きに出て経済的に家族を支えているのだとか。そして、仕事もせずにブラブラしている男たちが、“パイロット” と呼ばれるレース用の鳩のブリーダーになった場合、さらに状況は悪化!
鳩の餌代や手入れにお金をつぎ込み、1日中鳩に付きっきりで家族も放ったらかし状態になれば、妻が夫に愛想を尽かしてしまうのも当然の流れ。最悪、離婚を決意してしまってもおかしくはないだろう。
・逆にインドでは鳩レースの人気が衰退
対して、かつて鳩のレースが盛んだったインドでは、衰退の一途をたどっているのだという。近年は、ネットなどで楽しめる現代的な娯楽に人気を奪われ、鳩の飼育やレースに手を出す人が減少。出場者が減り続け、レース自体が成り立たなくなってしまったのだそうだ。
余暇や趣味で楽しむ分には良いが、仕事もせずに家族も放ったらかしでは、離婚を申請されても文句は言えないかもしれない。「ギャンブルは身を滅ぼす」というが、愛さえも滅ぼしてしまうようである。
参照元:BBC(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.
Source: ロケットニュース24
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