【日本の匠】世界が注目する「名古屋の小さなアメ工房」の職人技がスゴイ! 飴をあやつる様子はまさに神業!!



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切っても切っても同じ断面が出てくる「金太郎飴」。その金太郎飴(組み飴)をオリジナルで作ってくれるサービスを提供している会社が、名古屋にある『まいあめ工房』だ。同社は、最近イギリスのスーパースター、デビッド・ベッカムの息子であるブルックリンさんから注文を受けたそうだが、以前の記事でお伝えした通り、意外すぎる結末を迎えることに。

さて、そんなオリジナル組み飴はどんな風に作られているのだろうか? かなり複雑なデザインでも直径2センチの飴で再現できるというのだが。気になったので、実際に注文して私(佐藤)の “顔飴” を作ってもらうことにした

・世界的バンドの注文がきっかけ

まいあめ工房は2007年にオリジナル組み飴製造のサービスをスタートしている。そのきっかけになったのは、世界的に有名なロックバンドからのオーダーだったそうだ。制作した飴をメンバーが大変気に入り、後に口コミで噂が広がってオーダーが相次ぐようになったのだとか。今では、5000社以上の法人、900校以上の学校関係、また個人からも多くのオーダーを受けている。

また、最近はInstagramを積極的に使い、組み飴製造の過程を世界に向けて発信している。2017年2月に公開した動画は、なんと550万回も視聴されている。世界から注目されているといっても良いだろう。

Instagram Photo

さて、そんなまいあめ工房で私の顔飴の制作をお願いした。まず最初に自分の顔写真を送り、デザインを提案して頂いた。その後にメールでやり取りし、デザイン画が決定。

そして飴の製造を行う日に、私は名古屋市内の工場に伺い、制作の様子を取材したのである。

・釜から出したらノンストップ!

組み飴の制作は流れ作業だ。一度釜から飴を取り出したら、作業を途中で止めることはできない。飴職人たちは阿吽の呼吸で飴を組み上げ、成形して小分けにし、1個1個を小袋に包装するところまでノンストップで作業を行う。

飴は約150度に炊かれている。これを一気に冷やしながら味付け・色付けをして切り分けて行く。なお、飴を作るのはいきなり本番。試作することはないそうだ。熟練の職人だからこそ成せるワザ!

職人同士で何度も工程を確認し合い、いよいよ釜出し。

・急速冷却

アツアツに煮立った飴を平台へあける。この台は上面が冷えており、アツアツの飴は台と接している部分だけが急速に冷やされる。




めくるようにして何度も飴を折り返して、飴全体の温度を次第に下げていく。

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・味付け、色付け、切り分け

次は味付け。味はイチゴやレモン、メロンなど定番の味が12種。コーヒーやコーラなど、一風変わった味が15種ある。このほかにも、組み合わせで味のアレンジの相談が可能だ。今回は飴のデザインにふさわしくないイチゴミルク味でオーダーした。

ここから飴を着色しながら、切り分けてパーツを組み上げていく。

赤パーツと白パーツを組み合わせて「口」に。

白・黒・肌色パーツを組み合わせて「目」に。

この他に髪・眉毛・鼻・耳・ヒゲ・サングラスなど、10個以上の細長いパーツを作り出し……。

・形作るところまでで半分

必要な部位が揃ったら、積み上げて顔を形作るのである。

ここまででようやく工程の半分。ここから1本の巨大な飴を形づくり、飴を引きのばして裁断していくことになる。その様子は次のページ(http://wp.me/p25BsW-3PAb)でお伝えしよう。

取材協力:まいあめ工房
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24


Source: ロケットニュース24






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