ゴミ収集車の運転手が捨てられた本を集めて図書館を設立! 20年間で集めた本は2万冊以上に!!



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近年、特に若い世代の活字&本離れが激しいと言われているが、世の中には本を読みたくても読めないという恵まれない環境の人々もいる。

そんな人たちのために、ゴミ収集車の運転手が捨てられていた本を集めて図書館を設立。十分に書籍を利用できない地域住民の教育の糧になっているという。

・捨てられていた本を集めて図書館を設立!

英ニュースサイト『BBC』によると、捨てられていた本を集めて図書館を設立したのは、南米コロンビアのボゴタ市で、ゴミ収集車の運転手をしている50代男性のホセ・アルベルト・グティエレズさんだ。

小学校しか出ていないという彼は、20年前にゴミを収集している際、トルストイの名作『アンナ・カレーニナ』が捨てられているのを見つけて家に持ち帰ったのだという。

・20年間で集めた本は2万冊以上に!!

それ以来、ゴミの中で本を見つけるたびに ‟救出” に当たったホセさんの手元には、どんどん本が増えていくことに。こうして、20年にわたり収集した本の数は、なんと2万冊以上になったというから驚きだ。

そして彼は、地域住民が本を自由に利用できるように、「Strength of Words:言葉の影響力」と名付けた図書館を設立! 所狭しと置かれた本棚には、ホセさんが救った本がビッシリと並べられている。

・自身も卒業資格を取るべく勉強を再開!

現在、彼は地元住民だけでなく、図書館がない地域に住む人々のために本を寄付し、コロンビア革命軍の隊員のためにも書籍を貸し出しているのだそう。




また、映画『ロード・オブ・ザ・リング』にかけて「ロード・オブ・ザ・ブック」と呼ばれるようになったホセさん自身も、本を収集し始めたことをきっかけに卒業資格を取るべく学校に戻って勉強を再開したそうだ。

人々に与えた良い影響が、自分に返って来る形で再び学校に戻るきっかけになるとは、なんともイイ話である。彼のような善行が少しずつ地域を活性化させて、良いコミュニティに変化を遂げていくのではないだろうか。

参照元:YouTubeBBC(英語)
執筆:Nekolas


Source: ロケットニュース24






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