【コラム】車を運転していてマジで死にかけた話



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酒やタバコが20歳以上と法律で定められているように、車を運転するのも年齢制限がある。運転免許証を取得できるのは、周知の通り18歳。この春に高校を卒業し、すぐに免許を取得した人も多いのではないだろうか。

しかし、そんな取り立てホヤホヤな時期が一番危ないと言っても過言ではないことを覚えておいて欲しい。なぜなら、私(筆者)は免許取得してわずか数カ月後……マジで死にそうになった経験があるからだ。

・慢心は危険を招く

記憶が正しければ、私が免許を取得したのは20歳の頃。超スパルタの鬼教官に徹底的に鍛えられたこともあって、短期間ですべての実技を何とか合格。苦手な筆記もギリギリでクリアすることができたのを覚えている。欲しかった免許が手に入った時ほど嬉しいことはなく、車に乗るのが楽しくて仕方ない日々が始まった。

それからというもの、暇さえあれば車でお出かけ。行動範囲も格段に広がり、周囲をビュンビュン走る車のスピードにも徐々に慣れていった。だが、慣れとは怖いもの。少しばかり調子に乗ってしまう……いわゆる “慢心” というやつが出てきて、私は「死」を身近に感じるハメになってしまったのだ。

・慣れた時が一番怖い

それは、免許を取得して数カ月後。遠方へ友人とともに車で出かけ、夜の帰り道は暗闇の中をひたすら走っていた時のことだった。明るい時間帯ばかりしか運転していなかった私だが、謎の自信が夜でもアクセルをググッと踏ませる。そんな時、友人がこう言い出した。別の道の方が近道で早いよ?

通ったことのない道ほど怖い道はない。しかも、ナビをつけていない車なので普通なら悩むというより、間違いなく知っている道を選ぶだろう。が、運転に自信が出てきていたのも手伝って、結局私は行ったことのない近道を選択した。




いざ走ってみると、ところどころで明かりがあるものの、見通しはかなり悪い。しかし、そんな時に私の心情はというと余裕っしょ。その後、死ぬかもしれないことを知らずにズンズン進んだ。

・目の前を電車が通過

そして事件が起きたのは、斜面を登るような道に差し掛かった時のことである。助手席に座っていた友人から急に「危ない!!」と怒鳴られ、とっさに急ブレーキを踏んで顔を上げると……

なんと目の前には踏切! しかも、電車が迫って来ている上に、車の前方が降りている遮断棒に触れるくらい踏切に侵入していたのだ。そしてその直後に車スレスレのところを電車が通過。あまりの恐怖で声が出ないのは、人生で初めてであり、震える手でハンドルを握って帰ったのを覚えている。

・いつでも安全運転するべき

まさに九死に一生。もし友人が大声を張り上げなかったら、マジで死んでいたかもしれない。車の運転において、生と死は隣り合わせ。改めてそのことを実感してからというもの、私は安全運転をするようになった。信号が黄色になれば必ず停まるし、いつ何時でも急がば回れ。それまでイラッとしていた煽り運転もまったく気にしなくなった。

安全運転は当たり前なのだが、その当たり前をできない人が多いのもまた事実。無茶な運転をしていて、いいことなんて何ひとつない。免許取り立ての人はもちろん、それ以外の人もいま一度安全運転を心がけていただければ幸いだ。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24






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