【喫煙コラム】iQOSを目の敵にする喫煙者が陥りがちな失敗 / あるいは若輩者へのエール（応援歌）

まったくもって、世の中にはわかり合えない人というものがいるものだ。仕方がない、人はみんな違うのだから。そもそも同じように考える方が不自然なことだってある。しかし、良いものを勧めているのに、意固地になってそれを拒むのもいかがなものかと、私（佐藤）は思う。

当編集部のサンジュンは、先ほど「iQOS（アイコス）」を吸ってるヤツはやっぱりクズだった」との記事を執筆し、その中で私を名指しし「異次元レベルにヒドい」と書いていた。彼はかたくなに「iQOS」を拒否する。良いものだからと勧めてみても、「iQOSユーザーは偉そうだ！」と、ムキになり話を聞こうともしない。そこであることに気が付いた。彼は気づいていなのだが、iQOSが原因ではない節がある……。

・喫煙量が減った

少し話がずれるが、私はiQOSを利用するようになって、約1カ月が経過しようとしている。すっかり使うのにも慣れ、おまけに喫煙量が少し減った。というのもiQOSは1本吸う度に、ホルダーを充電しないといけないから、立て続けに吸うことができないのだ。これは大きなメリットだと思っている。

・ポイ捨ては……

もうひとつ気づいたことがある。ポイ捨てするのは圧倒的に紙巻きタバコの人。それが目につくようになった。なぜポイ捨てするのか、その理由もわかる。火が付いているから、足元に吸い殻を捨てて、それを踏んづけて消火しているのだ。喫煙所で吸うべきである。まして、ポイ捨てなどもってのほかだ。私の所感でしかないのだが、紙巻きタバコユーザーのマナーは良いと思えない。

・完全に見誤っている

前置きが長くなった。本題に入ろう。サンジュンはiQOSユーザーをクズであるかのように言っている。それは間違いだ。自分が使ってみて、良いものであるかどうかも確かめずに、一方的にiQOSユーザーをクズであるかのように言うのはおかしい。狭量と言わざるを得ないだろう。

だが、それは私の伝え方の間違いであって、サンジュンは狭量なのではないことを、皆さんにお伝えしておきたい。そしてもうひとつ、サンジュンが決定的に見誤っていることがある。

クズなのは、iQOSでもiQOSユーザーでもなく、私であるということだ。

・スタート地点から間違っている

彼はまだ若い。物事のスタート地点が間違っているのに、そこを振り返りもせず、やれ「iQOS吸ってるヤツは偉そうだ」とか、やれ「iQOS吸ってるヤツはクズだ」とか……。説教じみたことを仰る。悟り切ったようなことを仰せになる。こちらからすれば、チャンチャラおかしい話だ（笑）。

そういうことはiQOSを吸ってから言えばいい。iQOSの良さに気づいた時に、本当は私がクズだったと気づくから。しかしそのクズに勧められたiQOSが良かったとしたら、「あなたはどう思いますか？　サンジュンさん？　クズにちゃんと謝罪とお礼を言えますか？」と言いたい。

……とはいえである。サンジュンは何も悪くないということを、この場を借りて申しあげておきたい。若輩者であるだけで、何も悪くない。少々知恵の足りないところがあるが、何も悪くない。悪いのは私だ。クズである私が至らないばかりに、彼を迷わせ、戸惑わせ、混乱させるに至っていることを、お詫び申し上げたい。

時がいつか、彼に教えてくれるはずである。何が正しいのか、何が間違っているのかを。そして自分が未熟だったと改めて気づく日が来るだろう。

その時まで温かく見守ってあげて欲しい。先輩である私から、皆さんにお願いできるのは、これだけである。どうか、サンジュンを男にしてやってください！　お願いします!!　これからもP.K.サンジュンのことを、よろしくお願いします！

執筆：後輩想いで有名な佐藤英典
Photo：Rocketnews24

Source: ロケットニュース24