【立ちそば放浪記】大ボリュームのいかゲソ天に溺れる! 噛めば噛むほど癖になる東京・人形町『きうち』



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ウマいそば屋を求めて色んな街を放浪する「立ちそば放浪記」。この連載を始めて気づいたことがある。それは「いかゲソ天を武器にしている店が意外と多い」ということだ。

確かに、コリッと独特な食感はそばにマッチしている。これまで「そばトッピングの王道はかき揚げ天」と思っていた私(中澤)だが、さまざまな店を放浪するうちに、すっかりいかゲソ天の虜になってしまった。というわけで今回訪れたのは、いかゲソ天がウマい店! 噛めば噛むほど癖になるゥゥゥウウウ!!

・下町に息づく店

その店とは、東京は人形町駅前にあるそば屋『きうち』。昭和を感じさせる街並みに同化するような店には、お昼時になると老若男女が押し寄せる。私が訪れた平日昼過ぎも、お客さんでイッパイだった。
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・個性派店長

店内に入ると「いらっしゃいませーーーーーーーーーーー」とやたら語尾を伸ばしたあいさつ。おそらく、店長なのだが、そのほわほわした声の感じで下町っぽい温かさに包まれたような気分になった。人柄とはこういうことか。

そんな個性派店長に表の券売機で購入した「ゲソかき揚げ天(480円)」を渡すと、「少々お待ちくださいーーーーーーーーーー」とまたしても語尾が伸びる。なんかのんびりしてて良いな。

・心がほっとする街

席につくと、ガラス張りの壁越しに外が見えた。晴れた空の下、人形町を歩く人々の足取りは軽い。ここにいると、街を歩いている時より、街の雰囲気が伝わってくるような気がする。しばらく、人間観察をしているとそばが出てきた。
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・温かくなるそば

外からの自然光を柔らかく反射するつゆ、フタのようにかぶさるいかゲソ天、そしてその上に築かれたシャキッとしたネギの城。立ち上る湯気が素朴な温かさを際立たせている。ひと口食べてみると……
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うん。うなずいてしまうようなウマさだ。サクッと揚げられたゲソかき揚げ天は、噛めば噛むほど味が染み出してくる。いかゲソだけではなく、紅しょうがと、味の染みたネギという具の取り合わせもグッド。紅しょうががアクセントとなり、大き目のネギがウマみを引き立たせている。
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麺はモチモチしていて細めから中太の間くらいか。薄めの汁との相性も良く、汁を吸ったゲソかき揚げ天と一緒に食べると思わずうなってしまった。う~ん……ウマい!
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・天気の良い休日にオススメ

人形町の雰囲気そのままのどことなく温かい味がした。なお、店外には立テーブルも設置されており、ぽかぽかした日に外の席でぼんやり街を眺めながらすするそばも悪くなさそうだ。噛めば噛むほど味が出そうな店である。そう、ゲソかき揚げ天のように。

・今回紹介した店舗の情報

店名 きうち
住所 東京都中央区日本橋人形町1-18-8
営業時間 月~金7:00~17:00 / 土11:00~17:00
定休日 日・祝

Report:立ちそば評論家・中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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Source: ロケットニュース24






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