犯罪者の顔には「3つの特徴がある」との研究結果



※本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。



mugshot
自分の顔は、嫌でも毎日見なければいけないが、「あなたの顔の特徴は!?」と聞かれたら、鼻が大きいだとか、アゴが出ているなどと答えは様々だろう。

そして、ある研究で「犯罪者の顔には ‟ある3つの特徴” が見られる」との結果が発表されたというので、紹介することにしよう。しかし、結果が眉唾だとの意見があることも、最初に付け加えておきたい。

・犯罪者の顔の特徴を研究した結果……!?

犯罪者の顔の特徴を研究したのは、中国の上海交通大学の研究チームだ。彼らは、年齢18~55歳までの中国人男性1856人を対象に、アルゴリズム(問題を解く手順を定式化した算法)を学ばせたコンピューターにより、4種類の方法で被験者の顔を分析。対象者のうち、730人は犯罪者である。

・口が小さくて上唇が曲がり、両目の間隔が狭い人は犯罪者!?

その結果、「口が小さくて上唇が曲がり、両目の間隔が狭い人」は、犯罪者である確率が高いとの結果が出たというのだ。

研究チームは、「人間が分析するのとは違い、コンピューターは感情と偏見、過去の経験や人種に宗教、政治的な観念や性別・年齢などの先入観を持たず、睡眠不足や空腹などの健康状態も関係ない」と、コンピューターの分析は信用できると書き記している。

しかし、この分析では、犯罪者ではない人が犯罪者だと認識される場合もあり、逆のパターンも見られたとのこと。

・ネットユーザーから「信用性に欠ける!」との声が

この結果に、ネットユーザーからは「信用性に欠ける!」、「科学的ではないし、むしろ反例として授業で教えられるべきだ」との声が寄せられている。




また、ある海外メディアは、世界各地に住む18~69歳の男女6000人の自撮り写真を対象に、人工知能が選出したビューティー・コンテストについて言及。なんでも、対象者の中には褐色の肌を持つ候補者が大勢いたものの、コンピューターが選んだのは、ほとんどが白人だったというのだ。

感情や先入観を持たない人工知能でも、基となるデータやアルゴリズムに偏りがあれば、結果に影響が出るとの良い例だと言えそうだ。

それに、前出の研究では対象が中国人男性に限られているため、顔の骨格の作りが違う異人種には当てはまらないだろう。しかも、怖い顔つきの人が犯罪とは縁遠い善人でる場合もある。顔の特徴だけで、犯罪者かどうか見極めるのは少し無理がありそうだ。

参照元:Cornel University LibraryMail Online(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Wikimedia Commons


Source: ロケットニュース24






コメントを残す