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いくらダイエットを頑張っても、どれだけエクササイズしても体重が落ちないという人は、もしかしたら、思わぬところに原因があるのかもしれない。
というのも、ある研究で「太っている人のウンコには、バクテリアの種類が少ない」ことが判明し、肥満の原因はウンコにあるかもしれないことが分かったというのだ。口に入れる食品ではなく、体の外に出す排泄物に肥満の原因があるかもしれないとは、なんとも驚きである!
・糞便のバクテリアが多種多様な人ほど内臓脂肪が少ない!
英キングス・カレッジ・ロンドンの研究チームが、3666組の双子から採取した、糞便に含まれるバクテリアの種類や量を調査した。
研究対象となったバクテリアは、BMI値(肥満度を示す体格指数)を含む6つの肥満指標と比較され、その結果、糞便に含まれるバクテリアの種類が多種多様な人ほど、内臓脂肪が少ないことが明らかになったのだという。
・肥満の原因はウンチにあった!?
研究チームを率いるミッシェル・ボーモント博士は、糞便のバクテリアと肥満には関連性があり、特に内臓脂肪とは深い関わりがあると言及。仮に痩せて見えたとしても、肝臓や膵臓などの臓器の周りに付く内臓脂肪が多い人は、心臓疾患を引き起こしたり糖尿病のリスクが高まると言われている。
博士は、「糞便に多種多様なバクテリアが存在していないと、炭水化物を脂肪に変える微生物の働きが活発になるからではないか」と、理論を述べている。
・理論を証明するには、さらなる研究が必要!
しかし、博士はこの理論を証明するには、どのバクテリアが体脂肪に関係しているのかなど、さらなる研究が必要であるとも語っている。
さらに研究が進み、肥満の元凶となっているバクテリアが判明すれば、肥満を防ぐ対処法も分かるかもしれない。そして、健康全般を考えたら肥満であるかどうかは関係なく、バランスの取れた食事を心掛け、腸内の善玉菌を増やすよう努めたいものである。
参照元:IBT、King’s College London (英語)
執筆:Nekolas
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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