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ここ数年、ラーメン界で勢いを増しているのが「泡系」である。二郎系でなければ、家系でもない。その名の通り「泡系」とはブクブクと泡立つスープのラーメン。一度味わうとクセになり、虜(とりこ)となってしまう人も続出しているという。
口当たりが柔らかくなるのが大きな特徴だが、とんこつラーメンの本場・福岡県でもその勢いは加速している。中でも至高の一杯を提供してくれるのが『一成一代』というお店。ここのラーメンは、新時代を感じさせてくれるようであった。
・博多と福岡空港の間に位置
そんな『一成一代』があるのは、地下鉄福岡空港駅と博多駅の間にある東比恵駅のすぐ近く。地上に出たら目と鼻の先と言っていいほどの距離で、どこからともなくとんこつの匂いが漂ってくるため、すぐに気づくことができるだろう。
私(筆者)も匂いに吸い寄せられるようにして入店。きれいな店内に通され、味玉チャーシューメン(930円)を注文した。そしてゆっくり店内を見渡したその時である。衝撃の光景が飛び込んできた。というのも……
・こだわりがハンパないお店
壁には「一成一代のこだわり」がドーンッと掲げられていた。しかも、すべての文章が「ラーメンをこよなく愛する店主」で始まっているだけでも、並々ならぬ気合が伝わってくる。これは相当な一杯が出てくるに違いない。
そしてその期待を裏切らないのが『一成一代』というお店であった。国内豚骨を使用していることをはじめ、スープは丸一日かけて炊き上げたもの、コシのある極細麺、さらには有明焼のどんぶりと、細部までこだわりを見せた一杯と対面した時、周りの世界は変わった。
・至高の一杯
テーブルの上に置かれたラーメンのなんという美しいことだろう。きめ細やかに泡立つスープ、その上に乗るチャーシューと煮卵らは絶妙なコントラスト。だが、肝心なのは味。それを確かめるまでは、まだ完璧とは言えない。まずスープをズズズッと飲んでみたところ……
こりゃウマい! スープはトロッとしていて濃厚な感じだが、アッサリさも口の中に残る。それでいて、しっかり豚骨の旨味が凝縮されており、しっかりボディーブローのように効いてくる。また、極細麺との相性も抜群でよく絡むため、箸が止まらない。
気がつけばあっという間に完食。厚めのチャーシューもちょうどいい存在感を放っており、食べ応えを提供してくれる上、きくらげとネギも絶妙でウマかった。次々と胃袋にくる刺激は、まるでデンプシーロールを喰らっているかのよう。正直、そのウマさに脳が揺れた。
すべてが一体となって攻めてくるような一杯は、これまでにないような感覚。これぞ「泡系」の本領発揮といったところだろうか。一度食べたら中毒となること間違いなし。まだ「泡系」を食べたことのない人は、『一成一代』から始めるのもいいかもしれない。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 博多 一成一代
住所 福岡県福岡市博多区東比恵2−17−23 ローズマンション第一博多 一号館
時間 11:00〜26:00
休日 不定休
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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