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「顔芸」と聞いて真っ先に思いつく人物は誰だろうか? おそらく、お笑いコンビ「ペナルティ」のワッキーさんと答える人は多いだろう。彼はSNSに積極的に変顔を投稿しており、その顔芸には2つと同じものがない。顔芸のスペシャリストである。
では、テレビでも終始インパクトのある顔を作り続けている彼が、「真面目な顔」をしたらどうなるのか? 単独取材で真面目な顔に挑んでもらったところ……意外な事実を発見したーーーッ!
・顔芸の起源
ワッキーさんの比類なき顔芸のルーツは、ものまね芸人のコロッケさんにあるそうだ。ものマネ番組でコロッケさんが野口五郎さんのマネで頭皮を動かしていたのを見て、彼も「俺もできるんじゃないか?」と思い、マネをし始めたのが始まりだったらしい。
きっと30代後半から40代の男性であれば、一度はマネをしたことがあるはず。コロッケさんの岩崎宏美さんのものマネ。もちろん、志村けんさんのアイーンにも通じるあの顔は、当時の子どもたちの顔芸の定番だった。ワッキーさんも同じ道を通って、顔芸のキャリアをスタートさせている。
・リクエストに応えたいったら
それから月日が流れ、芸人として活躍するようになったワッキーさん。テレビではもちろんのこと、SNSの普及によって彼の顔芸はひとつの転機を迎えることになった。
ワッキー「顔の動きに関しては、日々研究してるんですよ。スマホのインカメラを見ながら「この筋肉も動くな」「こう動かすとこっちも動くな」ってね。それで、自分が面白いと思う顔を撮影して、『フェイス』ってシリーズでTwitterに画像を投稿するようになったんです。
そしたら、リクエストが来るようになりましてね。「こんな風になりますか?」みたいに要望が来るので、それに応えていったんですよ」
・フォロワーが減った原因
これが話題となってSNSで人気を呼び、ネット上では「ワッキー = 顔芸」の図式が定着していった。順調にフォロワーも増えていったのだが、ある時からフォロワーが減ることに気付いた。変顔の投稿を続けていたのに一体なぜ?
ワッキー「面白さを追求したいって気持ちで、どんどんリクエストに応えていったんですよね。そうしたら、気づかなかったんですよ。自分がやり過ぎてることに。
フォロワーが減ってるから、自分の投稿を見返して『行き過ぎてんじゃないかな』ってわかったんですよね。ちょっとキモくなってて、それで見ている人を引かせていることに気付いたんです。グロすぎてしまうと良くないですね」
・変顔、究極のバランス
その経験を踏まえて、現在ワッキーさんには顔芸に関するひとつの基準が設けられているそうだ。それは……
「キモ面白い」
「面白い」と「キモイ」が同居した状態。割合でいえば50:50。ウケだけを狙った面白いだけの顔だと面白くなく、またキモさが一定の値を超えると、見ている人が引いてしまう。この2つの要素が、ちょうど折り合った形を目指しているそうだ。
そしてもう1つ、見ている人に与えたいのは「驚き」。キモ面白く、なおかつインパクトがある顔が、ワッキーさんの理想。
・変顔を撮影する時のコツ
撮影する時にも、ひと工夫がある。まずは画角。スマホのディスプレイを見ながら、顔のどの向きをどう収めるのかをよく考える。そして撮影時の “肝” が……。
ワッキー「それから目ですね。お笑いでも芝居でも音楽でも、どんなパフォーマンスにも共通していることだと思うんですけど、目が大事です。目の表情をみんな見てますから、目がイキすぎるとグロくなってしまので、目がイカないように気をつけてます。たとえばこんな感じですね」
そう言うと、その場で撮影したものを見せてくれた。
たしかに、目つきひとつで変顔の表情がまったく違うものに見えてくるから不思議だ。極端な顔をして、視点が虚ろだとちょっと怖いかも……。
・髪型にも理由
ちなみにワッキーさんにはもう1つ秘密がある。彼を象徴するアノ髪型にも、変顔に対するこだわりが。前髪パッツンのおかっぱヘアは、顔を良く見せるための工夫で、ワッキーさん的には髪型は「フレーム」の役割を果たしているそうだ。しかし坊主だとイカつくなってしまうため、あえて丸坊主にはしないとのこと。
・真面目顔の検証!
さて、ここからが本題。真面目顔を検証するために、まずは普通の顔をしてもらった。落ち着いた顔つきのワッキーさんは、顔のパーツがハッキリしていて、こうして見ると整った顔立ちに見える。
続いて変顔。先ほどの落ち着いた顔とは異なり、口角がめちゃくちゃ上がる! 頬の筋肉のリフトアップがスゴイ!! 顔体操で、表情筋を鍛えているだけはある。
そして最後に真面目顔だ。真面目顔は面白いのか? 実際にやってみてもらうと……
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めちゃくちゃ男前に見えるのは気のせいか?
ワッキーさん、イケメンじゃないっすかーーッ!!
写真をモノクロにしたら、TIME誌の表紙飾れそうなほど存在感がある!
という訳で、ワッキーさんの真面目顔はイケメンであることが判明した。まさかここまでイケメンだったとは、誰も想像しなかったことだろう。テレビでは見ることのできない顔つきに、私(佐藤)がかなりビビってしまったのは言うまでもない。
・真面目顔は出演舞台で見られるぞ!
そんなワッキーさんの真面目顔は、2018年9月13日から始まる舞台『MOTHER(マザー)』で観ることができる。これはは第二次世界大戦時の特攻隊について描いた作品だ。今年で6度目に出演になるワッキーさんは、いつもの変顔を封印して役を演じ上げているそうだ。
おそらく、この舞台のほかで真面目なワッキーさんを見る機会はないだろう。気になる人はチェックして欲しい。
参考リンク:MOTHER ~特攻の母 鳥濱トメ物語~
取材協力:ペナルティ ワッキー(Twitter)
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Source: ロケットニュース24
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