※本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。
今に始まったことではないが、喫煙者にとっては世知辛いご時世である。あの店もこの店もタバコは吸えず、公共の喫煙所は減っていく一方。自分はきっちりマナーを守っていても、心無い一部の喫煙者のせいでどんどんイメージも悪くなっていく。
それでも喫煙者にとっては「吸えるだけで御の字」の時代なのかもしれない。というのも、JT(日本たばこ産業)が発表した『全国たばこ喫煙者率調査2018』によると、今や喫煙者は圧倒的な少数派になりつつあるからだ。
・1年間で約37万人がタバコをやめた
男性の喫煙率のピークは、今から50年ほど前の昭和41年までさかのぼる。なんとその喫煙率は驚異の83.7%! 言い方を変えれば「成人男性のほぼ全員が吸っていた時代」であり、真面目な話、電車の中や映画館も喫煙OKであった。
あれから約半世紀──。JTによると2018年の男性喫煙率は27.8%、そして女性の喫煙率は8.7%、平均で「17.9%」まで落ち込んでいる。これは3年連続で過去最低記録を更新したことになり、この1年で約37万人がタバコから足を洗った計算だ。
年代別で見てみると、男性では30代・40代・50代がいずれも30%を超えているものの、20代では23.3%、60代以上でも21.3%となっているから「吸い始める若い人は少なく、やめる年配の方が多い」と言い換えられるだろう。
・絶滅危惧種へ
数値だけを冷静に分析すると、おそらく今後も “喫煙率が増加する可能性” は極めて低いハズだ。つまり冒頭でもお伝えした通り、喫煙者にとっては肩身の狭い時代ではあるものの圧倒的な少数派になりつつあるため「吸えるだけで御の字の時代」とも言えるかもしれない。
また逆の考え方をすれば、喫煙者はそろそろウナギ級の「絶滅危惧種」と言えるハズだ。なので嫌煙家のみなさん、タバコの話題というだけで激怒せず、せめて普通に扱ってもらえないだろうか? ほとんどの喫煙者は迷惑をかけずにタバコを楽しんでおりますので──。
参照元:JT「全国たばこ喫煙者率調査2018」 、 厚生労働省「最新たばこ情報」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。