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数多くのプロ野球チームが春季キャンプを行う宮崎県には、昔から選手やファンに親しまれている人気店がある。なかでも有名なのが、あの “ミスター” こと長嶋茂雄さんが現役時代に通っていた釜揚げうどん店『重乃井(しげのい)』だ。
ミスターが食べたうどん……巨人ファンならずとも「ん~どうでしょう~」と気になるだろう。というわけで今回は、伝説のうどんを食べるべく現地に行ってきたので詳しく紹介したい!
・宮崎観光ホテルの裏
1966年創業の「重乃井」は、宮崎観光ホテル裏手の路地裏にひっそりと佇んでいる。車で行くのがオススメだが、宮崎駅から歩けば約20分で到着するだろう。バスを利用するなら「橘通り1丁目」停留所から徒歩7~8分だ。歴史を感じる渋い外観はオーラ抜群である。
さて、11時30分頃に訪れた筆者は待つことなくテーブル席へ案内されたが、12時前に店内は満席状態に。さすがは人気店だ。店内には有名人の写真がズラーッと飾られていて、とくに昔から宮崎でキャンプを行っている巨人選手との縁が深いことがわかる……おっ、ONコンビ(王さん、長嶋さん)のサインを発見! スゲーーーッ!!
・釜揚げうどん1択
ON砲に圧倒されて、うどん前とは思えないほど気持ちが高まってしまった……が、そういえば注文がまだであった。メニューは超シンプルで、うどんは「釜揚げうどん」のみ。筆者は並盛(650円)をお願いして、サイドメニューのいなりを1皿(3個入り220円)ケースから取り出した。
よし、それでは、いなり寿司から。絶妙に渋いビジュアルの三角いなりが3つビシッと整列している……やたらウマそうだぞ。食べてみると、油揚げ、酢飯ともに家庭的で優しい味わい。さすが老舗というか、毎日食べられる完成されたウマさが1個1個に凝縮されている。見た目、味ともに文句ナシッ!
これは間違いなくうどんも期待できる……と思っていたら! マジでスッゲー美味そうな釜揚げうどんが運ばれてキターーーッ!! キラキラと輝いている麺には、並々ならぬオーラとスター性が備わっている。麺がゆで汁の中で気持ちよく泳いでいるようだ。
ツユは北海道産の昆布を2種類と、カツオ節、サバ節、地元産の干しシイタケで出汁を取り、特注の醤油とミリンで味を調えた逸品。具材はネギと揚げ玉のみだが、これまた最高に美味しそうだ。さすがはミスターが愛したうどん、いざ食べてみると……!
ウマすぎる。これぞまさにミスター同様、記憶に残る味なのか……チョイ甘めのツユは香り豊かで、手打ちらしい不揃いの麺によく絡む。いなりとの相性も予想通り抜群で、完全に惚れちゃいました。んん~非常にもう、なんというか、いわゆるひとつのナイスなうどんですね~。
・最後はゆで汁にツユを投入
そして麺を食べ終えたら、丼の中に残ったツユを投入して蕎麦湯のように飲み干すのが重乃井スタイル。これがまた本当にウマいな~。しっかり癒されて満腹感もバッチリである。宮崎に来る機会があれば、またぜひ訪れたいと思ったぞ。
というわけで、ミスターに愛されるうどんは素朴ながら芸術作品のようでもあった。ちなみにミスターといえば「セコムしてますか?」のCMでも有名だが、同店は「セコムはしてない」とのこと。……それはどうでもいいとして、宮崎を代表する名店であることには間違いないので、興味がある人は覚えておいてくれよな!
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 元祖釜揚げうどん 重乃井
住所 宮崎県宮崎市川原町8-19
時間 11:00〜18:45
休日 金曜日
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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