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渋谷で謎のイベントが行われたらしい。なんでも、カセットテープが配布されたとのことだが……時代錯誤すぎるだろ。無料とはいえ、もらって嬉しいヤツがおるのか。カセットテープが流行している話なんて聞いたこともないし、ましてやカセットデッキ自体ここ数年見かけない。謎だ。謎すぎるよ。これは一体何を意味するのか?
・渋谷でカセットテープを配布
前述の通り、先日、渋谷でカセットテープを配布する謎のイベントが実施され、スタッフが道ゆく人にカセットテープを配ったという。聞くところによると、超人気海外ドラマ『13の理由』にまつわるイベントらしいが……。それ以上は聞いても何も教えてくれなかった……。
・『13の理由』とは
早速、『13の理由』についてざっくり調べてみた。同作は同調圧力、スクールカースト、性暴力、いじめ、SNSを通した友情、恋愛、人間関係など、現代社会の抱える闇をリアルに映し出した Netflix のオリジナルシリーズらしい。
あらすじは、女子高生のハンナが謎の自殺を遂げたあと、1人の同級生の元に死を選んだ理由を語った7本のカセットテープが届くというもの。ちなみに製作総指揮は、女優のセレーナ・ゴメスだ。ん、んんん? 待てよ、カセットテープだと!?
もしかしたら……もしかするのかな!
もらったカセットテープの他にも、後日、当編集部にも届いたので見てみると……
ケースには「聴いたら友達に回してください」と書かれていて、なにやら意味深だ。ドラマと同じように、カセットテープにハンナの声が収録されていたりして……!?
と思いきや、カセットテープにはカネコアヤノ、Creepy Nuts、ぼくのりりっくのぼうよみのアーティスト3組が『13の理由』にインスパイアされて書き下ろした楽曲が収録されていた。なるほど、そういうことだったのか!
どんな楽曲に仕上がっているのかさっそく聴いてみると、各アーティストが美しい弾き語りや力強いラップで思い思いの歌詞をうたっていたゾ。
特設サイトによると、各楽曲は『13の理由』シーズン1を視聴して、ドラマの舞台になっている高校時代、そして大学時代にそれぞれが思っていたこと、今伝えたいことを曲にしたものだという。各アーティストのコメントをご紹介しよう。
「この曲には、ヘルプの声を上げるのも、助け舟を出すのも少し怖いけれど晴れてて嬉しいはずの日が涙で終わってしまわないように一歩踏み出して、という想いを込めました。(カネコアヤノ)」
「いつ何時でも仮面が必要 対 仲間 対 大人 対 異性 対 自分 その息苦しさは学校にいても社会に出ても変わらない。(Creepy Nuts)」
「異なった境遇 / 外見 / 性格の人間たちが各々の景色を見ていて、意味のない劣等感を抱きます。その結果、些細な理由から誰かを傷つけ貶めることが当たり前になっていく、そんな恐ろしい世界を私達は生きているのではないでしょうか。(ぼくのりりっくのぼうよみ)」
なお、各楽曲は Netflix の公式サイトでも公開されているので、そちらも要チェックだ。
・2018年5月18日からシーズン2が配信予定
世界最大級の動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」。数ある番組の中でも絶大な人気を誇るのが、女子高生の自殺という重いテーマを取り上げているドラマ『13の理由』である。2017年3月にシーズン1が世界同時配信されて大ヒット、2018年5月18日からはシーズン2が配信予定だ。
「ぼくのりりっくのぼうよみ」は楽曲の中でこう歌っている。
「土に汚れ、渇きに溺れ、意識は濁り、ここに ひとり 貴方たちには分からないでしょう わたしの苦労が」
この歌詞はまるでハンナのように孤独に苦しむ人の声を代弁しているかのようだ。
もし、ひとりで悩みを抱えた時、自分のことを思ってくれる家族や仲間が近くにいることを決して忘れてはいけない。「あなたは一人ではない、悩んでいたら、誰かに相談してほしい」──そんなメッセージが『13の理由』には込められているのかもしれない。
現代社会の抱える闇をリアルに映し出した作品なので、気になる方はぜひ一度ご覧になってみてはいかがだろうか。Netflix に未登録の人ならはじめの1カ月間は視聴無料。登録手続きもカンタンなのでお試しあれ!
Source: ロケットニュース24
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