※本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。
仕事仕事また仕事。たまの休みは疲れて動けない。子供が描く夢は本当に夢のまま。「とてもこの世は、みな地獄」と太宰治は書いたが、日々「地獄だなあ」と実感している人は私(中澤)を含めて結構いると思う。
今いるところが地獄なら、天国に行けばいいじゃない。ゴールデンウィークの後半、マリー・アントワネットの天啓を受けた私は熱海に行くことにした。そこには1泊8574円で寿司カニ食べ放題という天国が待っていたのである。
・そうだ、熱海に行こう
思い立ったのは5月4日金曜日。つまり、2018年のゴールデンウィーク最後の土日直前である。当然、検索で上がって来るようなホテルの予定を見ても、埋まっているところが多かった。そんな中、予定が書かれていなかったのが伊藤園ホテルグループのウオミサキホテル。
・情報無さすぎ
専用のHPは無く、伊藤園ホテルズのサイトで場所と外観写真とプランが分かるのみ。だが、5月6日の予約状況は「-」と表示されている。いまいち見方がわからない……。
そこで電話してみると、8574円のツインベッドの部屋で普通に予約が取れる模様。値段も手ごろだし、もうここで良いや。──この時、私は知る由もなかった。まさか自分が天国に電話をかけているなんて。
・熱海近すぎ
翌日、池袋を出たのは12時ころ。東京駅で特急「踊り子」に乗り換えると熱海までは一直線だ。小田原辺りで快晴の空と太平洋が目の前に開け、私の胸もブレイクダンス。そんなこんなで熱海に到着したが時間はまだ14時だった。優雅かよ。
駅からは、13時10分から30分ごとに送迎バスが出ているという。やって来たバンタイプのバスに乗ると、5分くらいでウオミサキホテルに到着した。
・漂う時代感
外観はホテルというより大きいマンションのような感じ。丸っこいフォルムと黄緑や青の配色にそこはかとなくバブル感が漂っている。井上陽水の『リバーサイドホテル』が頭の中で鳴り響いた。ホッテルはリバーサイッ!
さっそく、チェックインし、使用感と時代が感じられる廊下を井上陽水と共に歩いて部屋に向かった。廊下や床は、1泊2万円くらいのピカピカホテルに比べると汚いのだが、絨毯の汚れもなんだか時が止まっている感じがして良いじゃないか。廊下もリバーサイッ!
部屋は、和室の床の間に洋室のリビングがついている和洋折衷。床の間とリビングが別にあることでも分かると思うがかなり広い。しっかりしたベランダもついており、ホテルと言うより別荘に来たようだ。これはこれでくつろげるリバーサイッ!
と、これまで色んなことを『リバーサイドホテル』の力を借りて誤魔化してみたが、ベランダから見える景色はシンプルに最高だ。目の前の熱海港と熱海湾を挟んで見える向こう岸の街並みは美しく、なんだか日本じゃないような西海岸感が漂っている。
稼ぎ時を過ぎたホテルののんびりした雰囲気も相まって、このベランダで感じる時間の流れはかなりゆるやかだ。バカンスってこういうことを言うのかな……。
・バイキングに衝撃
ついついぼーっと2時間くらい景色を眺めていると、夕飯の連絡が入った。夕飯は17時からの部など3つの部に分かれており、バイキング形式となっているとのこと。さっそく10階のバイキング会場に行ってみると……
カニ!
刺身!!
寿司が食べ放題! 他にも、唐揚げ、カレー、焼きそば、サラダバー、天ぷら、ハンバーグ、もつ煮込みなどバイキングメニューの充実度が半端じゃない!!
さらには、アルコールも飲み放題。これマジで前日に予約できた1泊8000円台の宿なのか!? 隣のオッサンも言っている。「天国かよ」と。
・伊藤園ホテルズおそるべし
夕飯と部屋のまったり感で完全に元が取れてしまうこのホテル。ちなみに、8階に大浴場があり10階に露天風呂があるのだが、そこからの展望も素晴らしい。ただし、扉の立て付けが悪く開きにくかったのはリバーサイッ!
なお、サイトで確認したところ、バイキング2食付きツインで7020円のプランもある様子。ホテルという気で行くと「ちょっと違う」と感じる人も多いかもしれないので大きな声では言えないが、個人的にはただの天国だった。恐るべし、伊藤園ホテルズ。
・今回紹介した店舗の情報
店名 ウオミサキホテル
住所 静岡県熱海市和田浜南町7-2
参考リンク:ウオミサキホテル
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
Source: ロケットニュース24
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。