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なぜ人は痩せたいと思うのだろう? 健康のため? 美しくなりたいから? 理由は様々だと思うが、願いの強さは同じなのではないだろうか?
私もかつてBMI30近いおデブであった。しかし、そこから25kgの減量を達成。その結果、人生が変わったのだ。痩せてよかったなと思う4つのことを紹介したい。ダイエットのモチベーション維持に役立てていただければ幸いだ。
・あだ名は「デブゴン」
新生児時代からデカい赤ちゃんだった私(沢井メグ)。その後、すくすくと順調以上に成長し、小学生の頃のあだ名は「デブゴン」だった。
デブゴンの由来は敬愛する香港アクションスター サモ・ハン・キンポー様の『燃えよ! デブゴン』に違いなく、今考えると光栄にしてオイシイ。オイシすぎるあだ名だ。しかし、サモ・ハンに出会う前だった私は非常に傷ついたものである。
さてさらなる成長を遂げた中学生の頃、体重がMAXに。身長150cmしかないのに体重は60kgオーバー。医者からも「健康上痩せた方がいい」と言われる始末。ついにダイエット……というより生活環境がガラリと変わったことで、体重が落ちたのだ。
・私が25kg痩せた方法
サラサラっと紹介すると、運動面は中学で剣道部に入り、高校は文化部であったものの自転車通学が効いたように思う。特に坂道を往復20kmはなかなかいい運動だった。
そして、食生活は夕食に揚げ物を食べなくなったこと、また親が家庭菜園にハマり、野菜多めな食生活になったからかもしれない。……オカン、ありがとう! そんな生活を続けた結果、大学生の頃には体重がMAX時から25kg減り、BMIも19~20あたりになっていたのだ。
・痩せて良かったと思う4つのこと
1.足が速くなった
なぜか急に足が速くなった! 長距離走のタイムの変化が顕著で、高校で非運動部のなかでは1番に。運動部を合わせても女子150人ほどいるなかで15位以内に入っていた。脂肪を支えていた筋肉が、走る方で活躍してくれたのだろうか。
2.運動が好きになった
走ることが楽しくなっただけでなく、運動全般が好きになった。それまではたとえばプールで泳いでいると「デブが浮いてる(笑)」「ドザエモン(笑)」というような声もあり、陰口が嫌、そこから運動全般が嫌となっていた。
しかし、それがなくなると意外と運動が好きな自分に気がつき、楽しくなってきたのだ。
3.飯がうまい!
ご飯が美味しくなった! 不思議なことに食事がとても美味しいのだ。ダイエット経験者から同じような声をよく聞く。腹八分目を覚えたためだろうか?
4.着たい服が着られるようになった
そして、着たい服が着られるようになった! もともと洋服やドレスが好きだったが、自分はとても着られないので代償行動的に人形に着せて満足していたところ……自分でも着られるようになったのだ。
台湾の変身写真を撮ったり、中国ではオーダーメイドの服を作ってもらったりもした。その後、中国の裁縫屋のおっちゃんと仲良しになり、すでに10年以上つきあいだ。痩せなければ、そんな出会いもなかったかもしれない。
ひとつひとつは、些細なことだろう。なんだかちょっぴり人生が楽しくなったのであった。
・異性からモテるようになった?
過去の減量の話をするとよく聞かれるのが、「男の人が優しくなったでしょ」だ。うむ……確かに……。しかし、私は好きな人には好かれたいが、モテ願望はなかったので、特に何も思わなかった。むしろ怖いと思ったことが多かった。
ダイエット成功者のなかには異性の態度が変わったことを嬉しいと感じる人もいるので、きっと人によるのだろう。
・人は中身だとは思うが
ただ、「態度」という点でいうと「人は見た目じゃない! 中身だ!!」というのは理想論にすぎないと思う。確かに最終的には中身だが、容姿が世間一般に良しとされているものから遠いと、中身を見てもらうチャンスが少ないように感じられたのだ。私の場合は太っていたことが、それにあたる。
逆にいうとデブ時代からの友達は、私の中身を見てつきあってくれたわけで、今でも仲がいい子が多い。
・痩せてよかったと思う
健康面から見ても、痩せてよかったと思う。しかし、いまちょっと問題が……ロケットニュースの記事をよく読んでくださっている方ならご存知だろう。ロケットニュースに入ると太る人が多い。私も例外にもれずだ。
代謝が落ちてきたせいもあると思うが、ちょい体重が増加傾向にあるので再びデブゴン化しないかとビビっている。また自転車にでも乗ろうかな。
執筆:沢井メグ
イラスト:稲葉翔子
Photo:Rocketnews24.
Source: ロケットニュース24
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