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2015年にNY発祥のハンバーガーブランド「シェイクシャック」が日本に初上陸してから約3年、店舗数は8まで伸びるなど順調に勢力を拡大している。シェイクシャックに限らず「UMAMIバーガー」や「ザ・カウンター」など、米国発祥の飲食店が鳴り物入りで日本上陸を果たすのはここ数年のトレンドなのだろう。
そんな流れに乗って2018年3月8日、今度はカリフォルニア発祥のタコス専門店が東京は銀座にオープンする。それが『クロニックタコス(CHRONIC TACOS)』だ。日本にタコスショップは少ないが、クロニックタコスはタコス界のシェイクシャックになれるのだろうか?
・全米51店舗
まずはクロニックタコスについて簡単に説明しよう。冒頭でもお伝えした通り、クロニックタコスはカルフォルニア発祥のタコスショップである。2002年に1号店をオープンして以来 順調に店舗数を伸ばし続け、現在はアメリカ国内で51店舗を展開しているという。
特に地元カリフォルニアからの支持は絶大で、今年から大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスのホーム球場「エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム」にも出店しているというから、もしかしたら大谷選手もクロニックタコスを食べている……のかもしれない。
・ファストカジュアルとは?
それはさておき、クロロニックタコスの特徴はファストフード以上高級レストラン未満の「ファストカジュアル」なショップであるということ。ファストフードくらいの価格でカジュアルに楽しめるファストカジュアルショップは、米国内で凄まじい勢いで成長を続けているらしい。
イメージ的にはまさにシェイクシャックのようなお店のことで、クロニックタコスでは安全な素材を注文を受けてから調理、ベジタリアンやグルテンフリーの人も楽しめるという。前置きが長くなったが、今回はそんなクロニックタコスのメディア試食会に参加してきた率直な感想を4つのポイントに絞ってご覧いただきたい。
・店の雰囲気
一言でいえばオシャレ。壁画やバーカウンターなどファストフード店ではありえないオシャレっぷりを発揮している。内装自体は落ち着いた雰囲気で、なおかつお酒も飲めるのでアラサーアラフォーの人でも落ち着いて食事が楽しめることだろう。
・接客態度
オープン前なのでたどたどしさはあったものの、元気に笑顔でタコスを作ってくれる店員さんはとても好印象であった。タコスやブリトーに挟む聞きなれない素材も丁寧に説明してくれるぞ。
・価格
基本的にはセミオーダー制なので、まずはタコス(390円)、ブリトー(790円)などを選ぶ。そこにメイン・ソース・具などをお好みでトッピングしていくシステムで、トータルはドリンク込みで1000円オーバーといったところだろう。タコベルと比べると高いが、シェイクシャックが受け入れられていることを考えれば許容範囲なのかもしれない。
・味
タコスもブリトーも皮(トルティーヤ)は薄いタイプ。味自体は感動するほどではないにせよ、素材の良さを感じとても美味しかった。ちなみにタコスは小ぶりなので、ランチとして食べる際は2つ、もしくはボリュームがあるブリトーがオススメだ。
・総評
トータルすると、クロニックタコスが日本で拡大していく可能性はそれなりにあるだろう。懸念は店がオシャレすぎて回転が悪そうなところ、またハンバーガーと違いタコスやブリトーは上手に写真を撮るのが難しい料理なので、SNSで拡散しにくいといったところだろうか。
個人的にはタコベルよりも気に入ったが、オーストラリア発祥のタコスショップで日本に4店舗を展開している「GYG(グズマン・イー・ゴメズ)」の方が味自体は好みであった。当面はGYGとクロニックタコスの “仁義なきタコス戦争” が繰り広げられると予想されるが、消費者はどちらを選ぶのだろうか?
そもそもタコス自体が日本に根付いているとは言い難い現状があるので、タコベルも含めたタコス戦争は結果的にタコス文化を普及していくことになるハズだ。2018年は日本初のタコスブームが到来する……のかもしれないぞ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 クロニックタコス(CHRONIC TACOS)銀座店
住所 東京都中央区銀座六丁目2番3号 Daiwa銀座アネックスビル1F
時間 11:00~23:00
休日 無休
参考リンク:クロニックタコス
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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