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昔に比べるとラーメンの価格は高騰している。──そう思っているのは私(筆者)だけだろうか。いまやラーメン一杯に800円くらいは当たり前。何なら軽々と1000円を超えてくるお店もある。
安すぎてマズいお店もあるので、高いことが別に悪いと言っている訳ではないが、私自身が安いラーメンで育っただけに500円以下のワンコイン圏内がホッと落ち着く。安くてウマいのが一番。それは今も昔も変わらないが、つい先日のこと。500円で最高クラスにウマいお店に出会い、ワンコインの本気を見る機会があった。
・半年前にオープンしたラーメン店
出会いはふとした時にやってきた。ある日、福岡県内にある県道という名の田舎道を車で走っていたところ、私はポツンとたたずむラーメン店を見つけた。あれっ、こんなところでラーメン店が営業していたかな……飲食店のようなものがあったような気もするけど……。そう思いつつも通り過ぎた。
しかし、どうしても気になったので、うどんを食べる予定を変更してUターン。入ってみたところ、ラーメン一杯500円と良心的な値段で灼ウマだったのだ。そして店内の貼り紙を見たら、2017年7月29日と約半年前にオープンした「筑紫野ラーメンセンター」というお店だと分かった。どうりで記憶になかったはずだ。
・ラーメンセットを注文
せっかくなので、私はラーメンにご飯と餃子がついたセット(780円)を注文。まずはラーメンから出てきた。見た感じはどこにでもあるような一杯で、普通のとんこつラーメンといったところだ。チャーシュー、ネギ、海苔と乗っているのもこれまた普通と変わらない。
ただ、ワンコインとなると味の振れ幅が大きいこともしばしば。どうか上に振れてくれよ……とそのあたりを願いつつ、スープから飲んでみると……驚き桃の木山椒の木! クリーミーなとんこつスープは、一口飲んだだけでウマさが分かるというやつだ。こりゃウマい!!
・高コスパな一杯
洗練されたスープは、個人的にドストライク。正直、このスープだけでライスがイケる。さまざまな系統のとんこつラーメンが出てきている昨今だが、なんだか原点を見せられたような気持ちになった。また、ストレートの麺とスープの相性もよく、全体的にキレイにまとまった一杯だと感じた。
それでいて500円で食べられるあたり、安くてウマいラーメンを食べて欲しいという店主の気持ちが伝わってくると言おうか。高コスパどころか最高コスパである。そしてそれはお客さんにも伝わっているのだろう。周りにいたシニア世代の親父さんたちが次々と替え玉しており、味とコスパの良さが認められていることもうかがえた。
・近くにかえる寺
少しばかり中心街から離れるのが難点だが、そのぶん駐車場は広々と使える。ちなみに同店の近くには、近年人気上昇中のカエルだらけの「かえる寺」がある。観光のついでに食べるのもいいかもしれない。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 筑紫野ラーメンセンター
住所 福岡県小郡市乙隈537−1
時間 10:30〜21:00
休日 年末年始
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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