音楽プロデューサー蔦谷氏絶賛! 関ジャムで紹介され注目集める「日食なつこ」とは?



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人気アイドルグループ「関ジャニ∞」がホストを務める音楽情報番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)。私(佐藤)は毎回欠かさずこの番組をチェックしている。毎回多彩なゲストが出演し、音楽にまつわる裏話を披露したり、番組内で即興で作曲するなど内容盛りだくさんで、音楽好きはもちろん、そうでない人も楽しめる内容になっている。

2016年10月16日は、有名音楽プロデューサーの蔦谷 好位置(つたや こういち)氏とヒャダイン氏が出演し、ヒットする音楽のカラクリについて詳しく解説すると共に、注目しているアーティストを紹介。そのなかで蔦谷氏は「日食なつこ」さんを絶賛していた。日食なつことはどんなアーティストなのか?

・若くして才能を発揮

日食さんはピアノ弾き語りのソロアーティストである。すでに大型野外フェスの「ARABAKI ROCK FEST」や「FUJI ROCK FESTIVAL」などの出演経験を持ち、知る人ぞ知る存在として、認知されつつある。

9歳からピアノを始め、12歳の時にはすでに作詞作曲を開始。高校生の音楽甲子園と言われた「ストファイHジェネ祭り09」で東北エリア代表となり、ファイナルステージに出演している。

・2人だけの演奏とは思えない

そんな彼女の楽曲『水流ロック』を、蔦谷氏は「やられた」と評価している。この曲はピアノ弾き語り + ドラムというちょっと変わった編成だ。通常のバンド編成であれば、ピアノがあってもギターやベースで音に厚みを付けるところを、日食さんはピアノとドラムだけで十分にその厚みをカバーしている。

実際に曲を聞いてみると、たった2人で演奏しているとは到底思えない。また、編成を最小限に抑えることで、彼女の歌がダイレクトに耳に入ってくる。歌詞の1つひとつを容易に聞き取ることができるのである。

・心の底に訴える

彼女の魅力はその歌声と、キャッチーなメロディー。そして、人の心の内側を見透かすように綴られた歌詞にあるように思う。たとえば、2012年リリースの『跳躍』を聞くと、10代に誰もが感じた(感じたであろう)孤独な胸の内を、ストレートに歌い上げている。人と馴染めない、人と関わることへの恐れを抱く弱さを戒めている。




ピンと張った1本の糸のように、彼女のまとう張り詰めた緊張感は、強くもあり、どことなく儚げでもある。繊細な人の機微、心模様を歌う彼女の姿は、聞く者の心の奥底に訴えかけてくるものがある。

・寓話的な魅力

また『ヒューマン』は、人間の実相を彼女なりの視点で暴く、普遍的な歌だ。生物種の頂点に立つ人間の悲哀。壮大なテーマでありながら、どこか寓話的な魅力にあふれ、わかり易い言葉と美しい旋律でそれらを伝える。

やはりこの曲にもまた、儚い想いが散りばめられている。それなのに、悲しいだけではなく、切ないだけではない。日食さんの持つ、心根の強さのようなものが歌にあらわれている。

ちなみにこの日の放送後に、彼女はネット上でも話題となり、iTunesのランキングでは紹介された楽曲『水流ロック』がトップ10に入っている(2016年10月17日現在)。これからの彼女の活躍に注目が集まりそうだ。

参照元:テレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』日食なつこ公式ページ
執筆:佐藤英典


Source: ロケットニュース24






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