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ここのところ寒い日が続いているが、福岡県の北九州市だけは異常にアツい。なぜなら、『2018年版 住みたい田舎ベストランキング』において「大きなまち総合部門」と「シニア世代部門」の2部門で全国第1位を獲得したばかりだからだ。
北九州市といえば、ド派手な成人式を思い浮かべる人も多いかもだが、メチャクチャお酒が充実しているのも忘れてはいけない。特に酒店でそのまま飲む「角打ち」と呼ばれる文化は、一度行ったらハマり不可避。今回は、その角打ちの中でも有名な「平尾酒店」を紹介しよう。
・とにかく安い
お店があるのは、小倉駅から少し歩いた紺屋町。多くの飲み屋が立ち並ぶ中に「平尾酒店」はたたずんでいた。パッと見は、ごく普通の酒店。「角打ち」を知らなければ、中でお酒を飲めることさえ分からずスルーしてしまうかもしれない。
店内には、L字型のテーブルと座席が少し。酒店がスタンディングバーになっており、夕方の時間にはお客さんで賑わっていた。価格表を見ると、酒店ということもあってとにかく安い! 例えばビールは小の230円から大でも370円。原価に近い値段で破格だった。
・自由に飲むスタイル
そして飲み方だが、厳しいルールがあるかと思いきや自由そのもの。「最後に計算するけん、冷蔵庫から飲みたいものをとってよか」スタイルで、自分の好きなように飲んでよかった。また、当然のようにおつまみだって安い!
個人的には、冷やっこ(140円)、あとはタマネギをスライスした上にマヨネーズ・酢・醤油・一味唐辛子をこれでもかとかける「女将さん特製のサラダ(530円)」を頼めば十分だと思う。もちろん頼んだ訳だが、実際に目の前で作ってもらうと……ど、ど、どんだけぇ〜!!
・特製サラダがウマすぎた
どう考えてもかけすぎだと思ったが、口に入れてみるとアラ不思議。ほとんど辛さを感じず、ついつい食べ過ぎてしまうくらいウマかった。中に入っている魚肉ソーセージやシーチキンとあわせて食べたら、これまたウマい。北九州市が『住みたい田舎ベストランキング』で1位になったのは、間違いなく角打ちの存在もあるだろう。
・松本人志さんも来た!
ちなみに記者が行ったのは昨年末。店内にはローカル番組『福岡人志、』の写真がペタペタ貼られており、聞けば松本人志さんが来店したのを見て足を運んだというお客さんも多いらしい。
実際に行って思ったのは、とにかく最高。子どもが小銭を握りしめて駄菓子屋に行くなら、大人は酒店で決まりだろう。1000円あれば余裕で満足できるので、北九州を訪れた際には角打ちを体験してみるのをオススメしたい。
・今回ご紹介した店の詳細データ
店名 平尾酒店
住所 福岡県北九州市小倉北区紺屋町6−14
時間 12:00~21:00
定休日 日祝日
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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