【提案】たまに異論が出る「酒・たばこ購入時の年齢確認ボタン」は、いっそのこと仕組みを変えたらいい



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お酒とたばこは20歳から。これは常識だ。コンビニで酒やたばこを購入したことのある人なら誰でも知っていると思うが、年齢確認ボタンを押すことを求められる。何も不思議はないことなのだが、これにプンスカと異論を申す人がたまにいる。

20歳を超えていることは、「見たらわかるだろう」という理屈らしいのだが、これを言っている人たちは大体オッサンで、ボタンを押すことさえも、うとましいと思ってしまうらしい。そこで、ひとつ提案がある。ボタンを押す仕組みをほんの少し変えてみたらどうだろうか?

・半分はわかるけど……

喫煙者でオッサンの私(佐藤・44歳)もその気持ちは半分わかる。毎日たばこを買う度に、いちいち年齢確認するのはたしかに面倒だ。しかし、いつも同じ店員に顔を合わせる訳ではないので、「見たらわかるだろう」という考えは傲慢だと思う。

また、「小売り現場でのコミュニケーション不足」による「マニュアル通りの客対応」が怒りを招く原因ではないかとの考えもあるようなのだが、店員にだけコミュニケーションを求めるのはどうかと思ってしまう。

というのも、自分から店員と親しくなりさえすれば、年齢確認を求められなくなるからだ。実際私が通うコンビニでは、顔見知りの店員がボタンを押すことを求めることはなく、また自分も求められることがなくても、自発的にボタンを押すようにしている。

たかがボタンを押すくらいのことで、コミュニケーションを説くのはいかがなものか? と思ってしまう。

・ボタンの仕組みを変える

とはいえ、従来のやり方に不満を感じるオッサンも数多くいると思うので、いっそボタンの仕組みを変えてしまってはどうだろうか。いきなり年齢を尋ねるから、オッサンたちはプンスカ怒り始めるので、まずは次の質問を投げかける。

質問「良識ある大人ですか?」

これで「はい」と答えたら、次の質問だ。

質問「路上喫煙やポイ捨てはしませんか?」




「はい」と答えたら、さらに次の質問。

質問「つまらないことで、店員に文句を言ったりしませんか?」

ここまで尋ねたうえで、年齢確認ボタンを表示。

質問「20歳以上ですか?」

年齢を尋ねる前に、どこかで「いいえ」を押したら、その人には酒もたばこも売るべきではないだろう。良識はなく、路上喫煙やポイ捨てをして、つまらないことで店員に文句をいうような人物だから。

・自戒を込めて

さすがにこれはやり過ぎかもしれないが、喫煙者のひとりとして思う。日常的に目にするマナー違反のほとんどが、オッサンによる仕業だ。特に路上喫煙やポイ捨ては、同じオッサンの身としても目にあまるものがある。酒やたばこを買う前に、買ってから自分がどんな行動をしているのか、自覚すべきではないのか? 自戒を込めて、同じオッサンたちに提言したい。

執筆:佐藤英典
イラスト・Photo:Rocketnews24


Source: ロケットニュース24






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