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セクハラは今に始まったことではない。ただ最近は、ハリウッドで大問題になったスキャンダルを発端に、エンタメ業界や大手企業などで重役陣によって行われていたセクハラが次々と明るみに出ており、取り締まりが続いている。
そんななか、タイトルを入力すると「セクハラをした俳優&スタッフがその作品に出ているか」教えてくれるWebサイトが登場! 大きな注目を集めているというのだ。
・サイト名が……
そのWebサイトには、“腐ったリンゴ” を意味する『rotten apples』との名前がつけられている。おそらく、映画やドラマのレビューをまとめたウェブサイト『Rotton Tomatoes:腐ったトマト』に、引っ掛けているのではないだろうか。
・利用方法
先述の通り、使い方は作品のタイトルを入力するだけだ。その際、日本語ではなく英語で入力しよう。例えば、日本でも人気が高いドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』を同サイトで検索すべく、「house of cards」と打ち込むと……「rotten apples」と表示される。これはセクハラした俳優&スタッフが作品に関わっているという意味。
なぜ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』でそう表示されるかといえば、主演俳優のケビン・スペイシーが、未成年へのセクハラ疑惑でシリーズを解雇されているからだ。一方、問題ない作品の場合は「flesh apples:新鮮なリンゴ」と表示される仕組みとなっている。
・Webサイトを始めた理由
では、なぜこのようなWebサイトが立ち上がったのだろうか? 海外ニュースサイト『Her』によると、運営者は作品自体をけなすつもりでウェブサイトを始めた訳ではなく、人々に情報をオープンにすることで問題の透明性をクリアにし、作品を見る人に鑑賞したいかどうか権限を与えたかったからだという。
・セクハラの告発が相次ぐハリウッド
なるほど確かに、最近のハリウッドは、あまりにもセクハラで告発されるスタジオの重役や製作者、俳優が多すぎて、海外エンタメライターをしている筆者は少々ウンザリ気味……。
海外サイトの記事のタイトルで「Step Down:失脚」や「Fired:解雇」という言葉を目にする度に、内容を読むまでもなく「この人もセクハラしたのか!」と分かってしまうほどなのだ。
特に、映画『X-MEN』シリーズのブライアン・シンガー監督が未成年の少年に性的暴行を加えたとの疑惑で現在撮影中の作品をクビになったとのニュースは、監督のファンだっただけに大ショック。筆者の周りにも同監督のファンが多く、「なんだか、『X-MEN』が汚されてしまった感じがして悲しい……」と語っていた。
・セクハラが表面化したケースのみ!?
それはさておき、「セクハラをした俳優&スタッフが作品に関わったかどうか」の判定は、あくまでも “事件がどれだけ表面化しているか” という部分が大きいようだ。例えば、セクハラ無かった判定の「flesh apples」と表示された作品でも、ただ単に事件が明るみに出ていないだけかもしれない。
逆に、セクハラありました判定の「rotten apples」と表示されたからといって、100%セクハラがあったと言えるかどうかはケース・バイ・ケースだろう。中には「セクハラ疑惑があったものの実は違った」というパターンだってあるかも。
とにかく、セクハラをした人が関わった作品を見たくない映画ファンや、自分が鑑賞する作品について把握しておきたいという人にとって、『rotten apples』は便利なサイトと言えるかもしれない。
参照元:rotten apples、Her(英語)
執筆:Nekolas
Source: ロケットニュース24
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