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どんなに遠く離れたところに住んでいても、生きていればいつかは会えるものだ。しかし、大切な人が亡くなったら、どんなに願ったとしてもこの世で再会することは叶わない。
今回は海外から届いたエピソードをひとつ紹介したい。16歳で父親を亡くした女性は、21歳になるまで毎年誕生日になると父親から花と手紙が届いていた。娘への遺言とも取れる最後の手紙は、感動して思わず涙してしまいそうになる。
・亡くなった父親から誕生日に届く花とカード
米ニュースサイト『boredpanda』によると、亡くなった父親から21歳になるまで毎年プレゼントが届いていたというのは、米テネシー州ジョンソンシティに住むベイリー・セラーズさんだ。
2013年、当時16歳だった彼女の父親マイケルさんは膵臓癌(すいぞうがん)で他界。しかし、「21歳になるまで娘の誕生日が特別なものになるように」と、毎年カードと花が届くように生前にアレンジしておいたのである。
・21歳の誕生日で父親からのプレゼントは最後に……
今年で21歳になったベイリーさんは、「二度と会えない父親から届くプレゼントが、これで最後かと思うと悲しい……」とツイートしている。
きっと、誕生日に届くプレゼントを嬉しく思うと同時に、一緒に特別な日を父親と祝えない悲しさも押し寄せ、複雑な気持ちになっていたのではないかと思う。
・父親が綴ったカードの内容に涙
では、生前にマイケルさんが娘に宛てた手紙に、どんなことが綴られているのか要約を以下に紹介したい。
「ベイリーへ。次に会うまで、これが私から送る最後のラブレターになる。ベイリーは、私が与えられた最高に価値ある宝石で、これからもそれは変わらない。いつもママを尊重して自分に対して正直に、最大限に人生を生きなさい。お誕生日おめでとう! パパより」
筆者も今年父を亡くしたばかりなので、どうにも涙腺が緩んで仕方がなかった。誕生日を祝う言葉であると同時に、どう娘に人生を生きてほしいかという父親の遺言にも取れるような内容に思えた。
子供を思う親の気持ちは、この世で再会することが叶わなくなっても変わらない。きっとベイリーさんは辛いことがあった時などに、このカードを読み返せば大いに励まされるのではないだろうか。
参照元:Twitter @SellersBailey、boredpanda(英語)
執筆:Nekolas
Source: ロケットニュース24
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