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南極点に向けて、無補給で単独徒歩の冒険に挑んでいる荻田泰永(おぎた やすなが)氏。7日目の移動を終了して、日本事務局に定期連絡が入ったので、状況をお伝えしよう。
・荻田氏からの定期連絡(日本時間 11月24日)
現在地:南緯80度43分 西経80度01分
この日の移動距離:15.3km
標高:777m
天候:晴れ
気温:マイナス15度
荻田氏によると、ここ2日ほど天候に恵まれているらしく、気温は高いらしい。とは言っても、現地の気温はマイナス15度! だが、テントの中も歩いている最中でも寒く感じないとのことだ。環境に慣れると、マイナス15度でも体感として寒くないというから驚きである。
・行く手を阻むカタバ風
ただ、山から吹き下す向かい風が厳しく、苦戦している様子。これは「カタバ風」と言われるもので、南極大陸特有のものなのだとか。標高の高い内陸から海岸に向けて、重たく吹き付ける滑降風(かっこうかぜ)である。内陸部の南極点に向かって進んでいる以上、この風を避けることは難しいだろう。
冒険はまだ始まったばかり。この風との戦いは、これから先1000kmもの間 続いていくはずだ。
・お悩み相談の回答
では、荻田氏のTwitterに寄せられた「お悩み相談」の回答を紹介しよう。
相談「うちの小2の息子が、好きな事は人一倍やるくせに、嫌いな事(体育)はとことんサボろうとします。どうしたら嫌いな事もそこそこやれるようになるでしょうか」
荻田「嫌いなことをそこそこできる人間より、好きなことを一生懸命できる人間の方が大きな人間になりますよ、きっと」
相談「お酒を飲むのが大好きなのと食べるのも大好きです。贅肉を落とした方が、登山もしやすくなると思うのですが、飲食に制限をかけたくありません。どうやって腹の贅肉落とせばいいと思いますか? 局地探検ダイエット以外でお願いします!!」
荻田「こっちが知りたいわw」
相談「「もうダメだ!前に進めない」って思ってから、それでも前に進む時には何を考えていますか? 進める原動力は何ですか?」
荻田「だって進むしかないじゃん。早く終わりにするには、ゴールするしかない。ゴールするには、進むしかない」
※南極お悩み相談
Twitterで荻田氏のTwitter( @ogitayasunaga )をフォローして、「#南極お悩み相談」をつけて相談を投稿すると、荻田氏が相談に答えてくれるかも! 相談内容は日本の事務局から荻田氏に伝えられるぞ。南極大陸を歩き続ける荻田氏に、何でも相談してみよう!
協力:荻田泰永南極遠征事務局
Photo:荻田泰永, used with permission.
執筆:佐藤英典
★こちらもどうぞ → 荻田氏の「南極冒険」
Source: ロケットニュース24
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