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日本の自動車メーカーが開発したヒト型ロボットといえば、ホンダのASIMOが有名だが、トヨタも負けてはいないようだ。先日、発表された新型のヒューマノイドロボットは、もはや人間のように滑らかな動きをする。
同社の情報によると、ロボットは操縦者の分身であるかのような感覚で操作できるほか、人間のしなやかな動きも実現しているとのこと。今回は、トヨタが先端技術をつぎ込んだというロボットの全貌を動画と共にご紹介したい。
・遠隔操作も可能
トヨタが開発したヒューマノイドロボットの名前は「T−HR3」だ。映画『ターミネーター』に出てきそうなネーミングなのはさておき、「T−HR3」の特徴は大きく分けて3つあるという。
その特徴とは、関節の動きを柔軟に制御できる点、全身のバランスを維持できる点、そしてリアルな遠隔操作が可能な点だ。さっそく、トヨタが公開した動画「T-HR3映像」で実際に動くロボットの様子を確認してみると……こ、これはスゴい!
・まるで人間が入っているかのよう
なんとロボットは滑らかな動きで手を振ったかと思えば、片足で立ちながら複雑なポーズまでとってみせるではないか。その動きは、まるで人間が中に入っているかのよう。ただ、さらなる見どころはリアルな遠隔操作である。
というのも、特殊な操縦システムを使って遠隔操作をすると、ロボットは操縦者の動きを正確に真似るのだ。完コピする正確さだけでなく、鏡に写したかのようにスピーディーに動く姿は、見ているだけでトヨタの本気が伝わってくる。
その他、柔らかいゴムボールを両手で掴むシーンも非常に興味深い。解説によれば、操縦者がゴムボールの圧力を感じ取りながら、ロボットを操縦できてしまうというからまたスゴい。
「かしこさ」だけでなく、安心感を与えてくれるような「やさしさ」を兼ね備えたロボットの開発に全力で取り組んでいるというトヨタ。自動車のみならず、ロボットの分野でも注目されている。
参照元:YouTube、トヨタ「グローバルニュースルーム」
執筆:K.ナガハシ
Source: ロケットニュース24
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