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世の中は不公平なものだが、たった一つ平等だと言えるのは、「誰もが年を取り、いつかは命が尽きる」ということではないかと思う。一体、最期の時に人々は何を思うのだろうか……。
そんな、「死にゆく人の最期の言葉」をイギリス人看護師が告白する動画が話題になっている。きっと、これを見たら「後悔のない人生を送らなければ……」と身に染みるのではないだろうか。
・「死にゆく人の最後の言葉」を告白する動画
英ニュースサイト『METRO』によると、英看護師たちが耳にした「死にゆく人の言葉」を告白する動画を制作したのは、癌(がん)患者を支援する英慈善団体「マクミラン・キャンサー・サポート」だ。
話題の動画に登場するのは、ロイヤル・ストーク大学病院に勤める看護師たち。なかには、「日常的に死に面しているから死を恐れていないし、自分の最期について家族ともよく話をしている」という人もいた。そんな看護師たちは、どんな最期の言葉を聞いたことがあるのだろうか。
・「最期にパートナーの手を握りたい」と言った夫婦
一人の看護師が明かしたのは、思わず涙がこみ上げてしまいそうなエピソードだ。同時期に入院していた夫婦は、死期が近いことを察していたのか、「最期にパートナーの手を握りたい」と看護師に頼んだのだとか。そこで手をつなげるようにお互いのベッドを引っ付けたところ、夫婦は10日も空けずにそれぞれが息を引き取ったそうだ。
他には、「お茶が飲みたい」とシンプルなお願いをする末期患者もいるが、やはり「やりたいことを全て出来なかった……」と、自分の人生に後悔しているとの言葉を口にする人が多いようである。
・後悔のない人生を生きなければ……
そのことについてアドバイスされたという看護師は少なくなく、「人生は短い。自分がハッピーになれるようなことをしなさい」とか、「自分にとって何が大切で、ゴールは何なのか考えなさい」と言われたという看護師も……。
ありきたりなアドバイスに聞こえるかもしれないが、死の床にいて人生をやり直す時間が残されていない人に言われたら、やはり説得力がある。
亡くなった筆者の父は、病院のベッドで寝ている時に「とうとうヨーロッパに行けなかったな……」とつぶやき、筆者に「元気なうちに、やりたいことを何でもしなさい」と言ってくれた。
その言葉を父の遺言だと思って、好きな仕事をして行きたいところへ旅行して、したいことをして生きている。それでも、最期に後悔することはあるかもしれないが、とにかく、与えられた人生を楽しく生きることが大切ではないだろうか。
参照元:Facebook @BBC News、METRO(英語)
執筆:Nekolas
Source: ロケットニュース24
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