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いよいよ来月の12月15日に公開が迫った『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』。この日を心待ちにしているという読者の方も多いかと思う。
しかし、本国アメリカの映画館経営者のなかには本作の公開に関して頭を悩ませ、この超話題作の公開見送りを検討しているところもあるのだとか。いかにも収入を得られそうな作品なのに、一体なぜなのだろうか!?
・大ヒット間違いナシの『最後のジェダイ』だけど……
2015年に公開された『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』の続編となる『最後のジェダイ』は、主人公レイの偉大なる血縁関係が明らかになるのではないかとも言われ、ストーリー展開に大きな注目が集まっている。
それだけに、前作同様に大ヒットが期待されている本作を、こぞって上映したいという映画館は後を絶たないのでは……と容易に想像しがちだ。ところが、少し事情は複雑なようである。
・ディズニーの要求がハンパない!?
米エンタメ情報サイト『Looper』によると、通常、米国の映画館では作品の上映にあたり、利益配分は製作スタジオがチケットの売り上げのうち55~60パーセントを手にし、その残りが映画館の取り分となるとのこと。
しかし、『最後のジェダイ』を製作するウォルト・ディズニーは、65パーセントの利益配分と最低4週間の上映を各映画館に要求。しかも、「この条件を守らなければ5パーセントのペナルティを取る」と、強気に出ているらしいのだ。
・個人経営の小さな映画館が上映をボイコット!?
複数の作品を上映する大都市のシネプレックスなら問題ないが、困っているのは田舎の単館上映などの小さな映画館である。小さな町だと人口が少ないため、地元住民が『最後のジェダイ』を見に押し掛けるのは、最初の2週間ほどだろう。
そうなると、ディズニーが要求する条件に従っていたら、残りの2週間は映画館の収入が激減してしまう。特に、本作が上映スタートする時期はクリスマス前のホリデーシーズンなだけに、他の話題作や大作映画も公開される時期……。よって、できれば上映作品の入れ替えをしたい個人経営の映画館は、『最後のジェダイ』の上映を見送ることを検討しているワケなのだ。
ファンが映画館で作品鑑賞を楽しんでいる裏では、何かと複雑な事情が絡み合い、なかなか大変なようである。ちなみに日本での公開は2017年12月15日。ライアン・ジョンソン監督のインタビュー記事でも読みつつ、期待して待とう!
参照元:Looper、INDEPENDENT(英語)
執筆:Nekolas
Photo:(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
Source: ロケットニュース24
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