【ドッキリではなくガチ】突然300万円をあげたら人は何を買うのか検証してみた結果

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質問だ！　あなたは今、何か欲しい物はあるかな？　洋服、バッグ、化粧品、家具、家電、スマホ、ゲーム……挙げ出すとキリがないはずだ。しかし、悲しいことに何を買うにもお金がかかっちゃうのよね。お金がないと欲しい物は買えないのよね。だから、我慢してるのよね。

だがもし、もしもの話だが、突然300万円を渡されて「今からこれで何でも好きな物を買ってもいいよ」と言われたら、あなたなら何を買うだろうか？　言っておくが、考える時間など与えないぞ。「制限時間3分ね、よーいドン！」と始まるのだ。その状況に立たされた時、人は何を買うのかを検証してみた。

・突然300万円をあげてみた

──物欲ってある？

「いや～、そんなにないかな……」

死んだ魚のような目でそう答えたのは、ロケットニュース24編集部の中澤星児だ。もらった洋服は、どんなデザインだろうが翌日着てきてしまうくらい物に執着のない中澤でも、大金が手に入れば欲望のままに買い物をしてしまうのではないか？

そう考えた我々は、ある日中澤を呼び出して突然300万円を渡し「好きなもの買っていいよ」と伝えてみることに。状況を飲み込めない様子の中澤だが、彼にはこれからセブン＆アイの総合通販サイト「オムニ7」で好きに買い物をしてもらう。細かい条件は以下の通りだ。

・300万円チャレンジのルール

制限時間3分
購入できる商品の単価は1万円（税抜）以内とする
ただし、購入できる個数に制限なし
購入に使わなかったお金は全額没収とする

要は、オムニ7において1万円以下で売られている商品なら、何を何個買おうが時間の許す限り自由なのだ。使える金額は300万円。そう、冷静に考えて激アツすぎる企画なのである！　こんな幸運、これからの人生で絶対に起こらないであろうことは間違いない。

死んだ魚のような目をしていた中澤も、どうやらハートに火が付いたようだ。その眼には物欲の炎が燃え盛っている。

・たくさん買うためには

3分間とは思っている以上に短い。人をゴミのように扱うあのムスカ大佐でさえ待ってくれるくらい短い。よって、本来このチャレンジでは検索をしている時間すら惜しいのだ。膨大な数を誇るオムニ7の商品を、カテゴリ選択によって興味がある範囲まで絞り込み、目に付いた商品をどんどんカートにぶち込む。これが必勝法である。

おっとダメダメ。何を買うか考えるような時間なんてないぞぉ。すぐに始めるからな。はい、3、2、1……スタートォォォォオオオオ!!!!!

・まさかの事態

次の瞬間、我々は目を疑った。何を思ったか、スタートと同時にキーボードをカタカタと叩き出す中澤。しかも「マンガ」とか「ゲーム」とかではなく、どうやら具体的な商品名を入力しているようだ。検索しては画面を凝視し、ヒットしないとまたキーボードをカタカタ叩く。

は？

いやいやいや、何やっとんねん自分。3分しかないって言ってんだろうが！　細かい検索なんかしてる場合じゃないって。そうこうしている間に、何も買わないまま1分終了のアナウンスが響く。「え～？」と驚きながら再びキーボードを叩く中澤。だからカタカタやってんじゃねェェェェェェエエエエ!!!

これには Wi-Fi もドン引きしたらしく、途中からネットに繋がり辛くなるという無慈悲な現象が勃発。不完全燃焼というか、線香花火ほどの火も付かずに試合終了となってしまった。結局、中澤が時間内に購入できた商品は以下の3点だ。

・いつもの買い物かよ

枕、クッションにマンガ7冊、合計で1万5690円（税込）である。……なめとんか？　300万円あるにもかかわらず、自腹で行けそうな夢のない金額に収めてしまった中澤には失望を禁じ得ない。つーか何で1個ずつしか買ってないんだよ！　枕もクッションも大量に買って編集部に配れや!!

予想を大幅に上回る中澤のザコっぷりは、ぜひ動画『突然、人に300万円をあげたら何を買うのか検証した結果（中澤編）』でご確認いただきたい。ただ、その散々たる結果に「これ記事になるの？」と不安を覚えた我々は、急きょ編集部からもう1人召喚することにした。

・物欲モンスター登場

その人物とは編集長・GO羽鳥だ。おそらく、編集部の中でもっとも物欲が強いのはこの男だろう。きっと四六時中、欲しい商品を脳内にリストアップしているに違いない。まさに歩く物欲である。これは下手すると、300万円をオーバーする可能性もあるのではないか。

300万円を渡すと「え～ホントにいいの～？　ドッキリとかじゃなくて～？」とキャピキャピしながら喜びを露わにする羽鳥。うるせえ。とっとと始めるぞ。羽鳥の結果次第では、中澤のくだりはオールカットにするつもりでチャレンジを開始した！

・悲劇再び

しかし次の瞬間、我々はまたしても目を疑った。何を思ったか、スタートした途端に羽鳥が頭を抱え出したのだ。

は？

熟考に次ぐ熟考。なんと1つ検索するのに30秒かかる始末である。マジかよ、まさか中澤以下の逸材だったとは……。オムニ7の商品数の多さに圧倒されているのか、悲痛な声を上げ続ける羽鳥。ただ、一応焦ってはいるようで、エンターキーを叩くのだけクッソ速い。ていうか、お前もカタカタやってんじゃねェェェェェェエエエエ!!!