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完全に “喝” である。というか、怒りのあまり体が震えている。何に怒っているのかって? 私、P.K.サンジュンが激怒しているのは、原泰久先生原作の大人気作品「キングダム」のアプリゲーム『キングダム セブンフラッグス』に対してである。
結論から言ってしまえば『キングダム セブンフラッグス』は絶対にプレイしてはいけない。いいか、絶ッ対にだ。今回は罪深き『キングダム セブンフラッグス』について、徹底的に怒りをぶちまけよう。
・プレイしてはいけない5つの理由
2016年、バンダイナムコエンターテインメントがリリースした『キングダム セブンフラッグス』。ジャンルとしては、育成したキャラクターたちを駆使し自軍を勝利へと導く「合戦シミュレーションゲーム」である。
日本屈指のキングダムファンを自負し、街中でメガネをかけている男性を見れば、一応「原先生かも?」とチェックする私も当然のようにプレイした。……んが! 「キングダム セブンフラッグスは絶対にプレイしてはいけない」という結論に至ったのだ。以下で大きく分けて5つの理由を説明したい。
・3Dグラフィックがリアルすぎる
漫画やアニメを題材にしたゲームの第1関門は、ズバリ「グラフィックの精度」である。『キングダム セブンフラッグス』は3Dグラフィックで各キャラが描かれているのだが、このクオリティが極めて高い。特に “昌文君” は生き写しレベルの再現度と言っていいだろう。
だがしかし、これは大問題で、脳内でキングダムを思い返す際、例えば「漫画の信」と「ゲームの信」が入り乱れてしまうのだ。原先生が精魂込めて描き上げたキャラたちを、サクッと3Dで再現してしまうとは……! 妙にゲームのキャラにも愛着が湧いてしまうので、『キングダム セブンフラッグス』は絶対にプレイしてはいけない。
・戦場が大迫力すぎる
『キングダム セブンフラッグス』は戦場も3Dグラフィックで再現されている。大軍と大軍がぶつかり合う様子、特に数百本、数千本の矢が一気に戦場を裂く様子は、まさに大迫力の一言。気付けば体からアドレナリンが噴出しているハズだ。
だがしかし、開発者はプレイヤーの気持ちを全く考えていないと言わざるを得ない。そもそもゲームをプレイするのが家の中だけだと思っているのだろうか? 電車の中や病院の待合室でアドレナリンが放出したらどうしてくれるのか? この1点だけでもプレイしてはいけない理由になる。
・禁断の隊が作れてしまう
『キングダム セブンフラッグス』最大の魅力は “自分だけの隊” を編成できるところだ。隊は5人1組なのだが、例えば王騎と廉頗の「六将 & 三大天チーム」や、蒙武と麃公(ひょうこう)の「超突破力チーム」なんてのももちろんOK。まさにドリームチームである。
だが、このことによってキングダムファンがどれだけ頭を悩ませなければならないのか、バンダイナムコはわかっているのだろうか? 5人全員を大将軍クラスで揃えるのはダサい気もするし、かといって小粒感があるチームも嫌だ。マジで罪深いにもほどがある。
・やり込み要素が多すぎる
前項と少々被るが、『キングダム セブンフラッグス』は5人揃えればそいつらを育てていくだけ……というわけではもちろんない。戦況により有利な技などは変わるから、結局は手広くキャラを育成していく必要があるのだ。
無料でもらえる覇光石などを使えば育成もはかどるが、コツコツと育てた朱鬼と麻鬼にかつてないほど愛着が湧いて来てしまうからヤバい。漫画を読んでいるだけでも飛信隊を始めとするキャラたちが大好きで仕方ないのに、これ以上キングダム愛を助長するとは……! もはや悪意しか感じない。
・好きなキャラが当たったら心臓に悪すぎる
先述の通り『キングダム セブンフラッグス』は、自分だけの隊を編成できることが最大の魅力だ。キャラはガシャで引いて行くのだが、王騎や楊端和を始めとする激レアキャラはもちろんのこと、私でいうところの麃公など、思い入れのあるキャラが当たったときは嬉しい……を通り越して心臓に悪い。
個人的には先にチョロッとお話しした「超突破力チーム」を作るのが目標だった。蒙武・録鳴未・介子坊・タジフ、そして麃公。有無を言わせぬ破壊力チームを作りたかったのに、麃公が出ねえ! 今は麃公を目標にガシャを回しているが、もし出たとしたら自分が自分でいられる自信がない。
──ざっと以上だが、きっと賢明なるキングダムファンのみなさんは『キングダム セブンフラッグス』を絶対にプレイしたくなくなったことだろう。
なお、一応お伝えしておくと10月で1周年を迎えた『キングダム セブンフラッグス』は、ログインボーナスなど多彩なキャンペーンを開催中なのでプレイするな今がチャンス……らしいが、『キングダム セブンフラッグス』は結局のところ罪深すぎる。よって、絶対にプレイしてはならない。
参考リンク:キングダム セブンフラッグス
Report:P.K.サンジュン
©原泰久・集英社/NHK・NEP・ぴえろ
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
Source: ロケットニュース24
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