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個人的な話で恐縮だが、暑い季節にはむしろ熱いものが食べたくなる。冷やし中華を食べようと思っても、結局ラーメンを選んでしまうのはなぜなのか。もしこれに賛同してくれる人がいるなら、あなたにオススメしたいのが四川火鍋である。暑い日がまだまだ続く今こそ、みんなで火鍋を食べようじゃないか。
というわけで私(あひるねこ)がやって来たのが、東京・五反田にある四川火鍋の人気店「ファイヤーホール 陳」だ。先に言っておくと、今回はプチ贅沢企画である。何かとコスパを追及しがちな私が、たまには豪勢にいったれー! と名店に入ってみた結果どうなったのか……。それは以下でお伝えしよう。
・有名シェフによる人気店
高級中華料理店「四川飯店」の総料理長・菰田(こもだ)欣也シェフが、新たにオープンした四川火鍋専門店「ファイヤーホール 陳」。こう書き連ねるだけでも、文面からすでにスペシャル感が滲みでてしまって申し訳ない。まあまだ何も食べてないけど、たぶんウマいだろ。そんな確信を胸に入店した。もちろん予約してな。
・贅沢コースで攻める
今回お願いしたのは『海鮮&加藤ポーク コラボコース』。気になるそのお値段、ろ、ろ、6500円……! 繰り返す、6500円ンンン! フゥゥゥッ!! いいお値段じゃないか。バイトだったら6時間以上のシフトだぞ。それはさておき、一体どんな鍋が出てくるのか楽しみである。
・こだわりのスープ
スープは自家製豆板醤、山椒、四川唐辛子を使った麻辣豆板醤(マーラートウバンジャン)スープと、シンガポールやマレーシアでよく飲まれているバクテースープの2種類が用意される。まだ何も食べてないけど、たぶんウマいだろ。実際、このスープ自体が主役と言ってもいいほど、こだわりの逸品になっているのだ。
・怒涛の豪華食材ラッシュ
さあ諸君、お待ちかね! いよいよ火鍋に入れる具が登場する……のだが、店側が序盤から本気出し過ぎなので注意が必要だ。大皿で海鮮らしきものが運ばれてきたな~、イカかな~、と思ったらフカヒレだったでござる。フカヒレだったでござるの巻。一言いいか? デカすぎやろがいィィィィイイイ!
こんなんイカであってもデカいわ。それを鍋に贅沢にIN。ちょっとヤンチャが過ぎやしないかね? 食べてみた結果、自分が今まで食べてきたフカヒレは春雨だった説が濃厚になるのだった。その後も『天使の海老』や穴子など、いちいちウマい海鮮が立て続けに運ばれるため忙しいったらない。舌が追い付かないぞ。
・スープも主役
スープについて、麻辣豆板醤は思っていたよりもスッキリしており、脂っこさもなく旨みだけを残したような味わいだ。強すぎない辛さも絶妙で体がポカポカしてくる。対するバクテーは、過去に本場マレーシアで飲んだものよりもウマく感じた。飲むだけで健康になりそうな、かつ延々と飲んでいられそうな薬膳スープである。
・激ウマな豚肉
続いて念願の肉ゾーンへ突入。『くちどけ加藤ポーク』という、やたらウマい豚肉に注目だ。とにかくこのワードに尽きる。甘い! 噛むと脂の甘さに包まれちゃうのよ。それでいてヘルシーだし、この豚やりおるで。しかし、その後も攻撃の手を一切緩めようとしない「ファイヤーホール 陳」。けっこうグイグイくるな!
加藤ポークホルモン3種に、野菜盛り合わせ、特製肉団子などなど。正直もうお腹いっぱいなのだが、ウマいからつい食べてしまう。完全に食べすぎだなこれは。ただ、なんだろうか……。この究極に体に良さそうなスープの影響で、太る気がしない。食べれば食べるほど、むしろ痩せそうな気がするぞ。
・体にご褒美を
シメに麺を投入し、あまつさえ杏仁豆腐とゴマ団子まで腹に詰め込んだ帰り道。それでも驚くほど胃もたれがなかったのは、やはりスープのおかげか。そう、本当にウマい食べ物は心も体も元気にしてくれるのだ。この暑さを最後まで乗り切るため、体に四川火鍋というご褒美をあげるのもいいかもしれない。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 ファイヤーホール 陳
住所 東京都品川区東五反田1-25-19
時間 11:30~15:00(ランチ)、17:30~23:00(ディナー)
休日 月曜
参考リンク:ファイヤーホール 陳
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
Source: ロケットニュース24
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