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いよいよ夏が本格的になり、まさに海日和な日が増えた今日この頃、家族で海水浴に行く人も多いだろう。
だが、海では急に潮の流れが変わることもあり、溺死などの悲惨な事故が起こることもある。まさに、そんな潮流にさらわれてしまった一家を助けるために、ビーチにいた80人が「人間の鎖」を作り救出に当たったというのである!
・海で泳いでいた一家が潮流にさらわれる!
米ニュースサイト『The Washington Post』によると、米フロリダ州パナマ・シティ・ビーチで、ロバータ・アースリーさん一家が海水浴を楽しんでいた時に、緊急を要する事態が発生したのだという。
ふと気がつくと、彼女の息子2人が潮流にのまれて沖へと流され、溺れそうになっていたのである! 慌てて息子達を助けようと、ロバータさんと彼女の夫らも次々と海に飛び込んだが、彼女たちも潮の流れに抵抗できずに沖合に流されてしまったのだ!!
・勇気ある女性が一家の救出に奔走!!
そして、『Alaska Dispatch News』 によると、2人の息子を含めた合計9人が潮に流され、ビーチにいた人々が事態に気づいて騒ぎ始めたとのこと。その様子を目に留めたジェシカ・シモンズさんという女性は、溺れている人がいると耳にして一瞬のためらいもなしに近くにあったブギーボードをつかみ、海に飛び込んで泳ぎ出したのである!
泳ぎが得意だという彼女は、なんとか溺れかけている人達がいる場所までたどり着き、その間に彼女の夫が人間の鎖を作りだしたのだ。
・潮流にのまれた全員が救出される!
こうして、80人もの人が手をつなぎ合って出来た人間の鎖の長さは、約90メートルにも! ジェシカさんは沖合に流された9人を人間の鎖まで引っ張って行き、全員が救われるに至ったのである。
勇気ある行動で9人もの尊い命を救ったジェシカさんは、英雄と呼ぶにふさわしい。
とにかく、夏に海や川へ行く予定の人は多いかと思うが、水の事故には十分に気をつけて頂きたいと思う。
参照元:The Washington Post、Alaska Dispatch News、The News Herald(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.
Source: ロケットニュース24
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