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北欧諸国のように医療費が全額無料という訳にはいかないが、日本は国民健康保険制度があるので、国民の負担は比較的少なくて済む。
しかし、公的保険が存在しないアメリカの保険事情はかなり厳しい模様。無保険で子供が難病になった場合、1回の医療請求費が約2600万円にもなるというのである! そしてトランプ大統領の政策で、さらに状況が厳しくなる可能性があるというのだ!
・米医療保険事情がヤバすぎる!!
米ニュースサイト『boredpanda』によると、米ニュージャージー州に住むアリ・チャンドラさんの息子イーサン君は、生まれつき内臓変位症候群という難病を患っているという。イーサン君は生後6カ月で心臓手術を行い、それ以降も何度も手術を繰り返しているとのこと。
息子の手術代や医療費は看護師をしている彼女の保険でカバーされているので、現在の負担はそれほど多くはない。だが、もし彼女が保険に加入していなかったら、1回の手術と1週間の心臓疾患集中治療室への入院で、医療請求費が23万1115ドル(約2587万円)になるというから恐怖でしかない!
・オバマ前大統領が米医療保険の改革に挑んだが……
国民健康保険のような公的保険が存在しないアメリカでは、個人で民間保険会社に加入しなければならなかった。だが、保険費用が割高な割にはカバーされない疾患などもあり、無保険者が多かったのだ。
そんな人が怪我をしたり病気になったりすると、莫大な医療費がのしかかることになり、結果的に多大な借金を抱えたり破産をするなどの問題が後を絶たなかったのである。
そこでオバマ前大統領が、公的保険の代わりとなる医療保険制度改革(オバマケア)を公約として掲げ、国民は医療保険の加入が義務付けられることに。国民の医療費負担が少なくなるよう、改革を進めてきたのである。
・トランプ大統領の就任で事情が一転することに!
ところがトランプ大統領が就任した後、新政策の一環としてオバマケアの撤廃が決定。現在、代替案である米国医療保険法(通称トランプケア)が採決見送りの状態となっているが、このトランプケアが日の目を見ることとなったら事情が一転することに!
保険加入は義務ではなくなるが、オバマケアの「最低60パーセントの医療費を、保険が負担する」という規制もなくなってしまうことになる。そうなると前出のアリさんは、多大な医療費を支払わなければならない事態に陥るのだ。また、トランプケアが実施された暁には、2000万人以上の国民が無保険者になるとも報じられている。
筆者のアメリカ在住時代も、医療保険に加入していなかった人が事故に巻き込まれて大怪我をして、信じられないような医療費を請求された話を何度も耳にしたことがある。それを考えたら、国民健康保険が存在する日本は、本当にありがたいと思うばかりである。
参照元:Twitter @aliranger29、boredpanda、ROMPER(英語)
執筆:Nekolas
Source: ロケットニュース24
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